2025年9月12日 NF日経レバ戦略

前日を振り返って

昨日の日経平均は43,500円〜44,000円のレンジを想定していたが、実際には大幅に上放れ、終値ベースで44,372円と史上最高値を更新した。NF日経レバ(1570)も想定レンジの33,200円を突破し、33,680円で引けた。テクニカル面ではMACDがシグナルを上抜け、移動平均線も上向きへ転換。RSIは強気圏に突入しつつも、依然として上昇余地を残している。想定レンジが外れた点は反省点であり、市場の強気モメンタムを過小評価した形となった。

寄り前情報

ロイター予測では、本日も続伸が想定されている。前日の米国市場ではNYダウが+617ドル、NASDAQが+157ポイント、S&P500が+55ポイントと主要3指数がそろって最高値を更新。米CPIが予想通りで利下げ期待が継続したことが背景にある。日経平均は大台の45,000円接近も視野に入る一方、メジャーSQ算出日であり、需給要因から荒い値動きにも警戒が必要となる。予想レンジは44,400円〜44,900円。

前日の乖離値は10,900〜10,700円で推移し、基準点を10,900円とする必要がある。

本日の戦略

NF日経レバ(1570)は前日33,680円引けを受け、本日の想定レンジを 33,800円〜34,400円 とする。

寄り付きは米株高を好感した買い先行が予想されるが、45,000円接近では利益確定売りが意識されるため、高値追いは避けたい。

テクニカル分析の観点では、

  • 移動平均線:短期線が上向きに乖離拡大、強気トレンドを維持。
  • RSI:70を超えつつあり、短期的には過熱感を示す。
  • MACD:プラス圏に浮上しシグナルを上抜け、上昇モメンタムが継続。

従って、押し目戦略が有効。乖離値10,900円を基準に、下値33,800円付近を拾い場とし、34,300円以上では利確を検討したい。メジャーSQ通過後はボラティリティが高まる可能性があるため、ポジション管理を徹底する必要がある。

閉めの言葉

相場はAI関連株を中心に熱を帯び、史上最高値圏での攻防が続く。だが、その裏には必ず調整のリスクが潜む。冷静に乖離値とテクニカルを軸とし、勢いに流されず一歩引いた視点を持ち続けたい。

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