2025年9月17日 NF日経レバの戦略

前日を振り返って

16日の日経平均は前場に45,000円を突破したが到達感から反落、その後はもみ合いを経て44,902円(+134円)で引けた。NF日経レバ(1570)も同様に高値34,720円をつけた後に売りに押され、34,460円(+190円)で取引を終えた。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値は 10,500〜10,300円 と縮小し、短期的な過熱感は和らいだ。値幅は 680円 と大きく、押し目買いのチャンスは生まれたが、45,000円突破後の失速は利益確定売りの強さを再確認させる動きであった。節目意識をより重視すべき展開であったと反省する。

寄り前情報

ロイター予測によれば、本日の日経平均はFOMCを控えて様子見ムードが強まり、もみ合いが想定されている。前日までに4連騰で約1,400円上昇していることから、上値では利益確定売りが出やすい。さらにドル円は146円台半ばまで円高方向に振れており、輸出株には重荷となる可能性がある。

一方で、米国株は主要3指数が小幅安にとどまり、半導体株が底堅く推移したことから、日本市場でも関連銘柄には買いが入りやすい。日経平均の予想レンジは 44,700円〜45,000円 とされ、寄り付き後は方向感に欠ける展開が見込まれる。

本日の戦略

NF日経レバ(1570)の本日の想定レンジは 34,100円〜34,800円 とする。

  • 移動平均線:短期線は上向きを維持しているが、乖離がやや縮小しつつあり、勢いはやや減速。
  • RSI:中立圏に入り、買い圧力は落ち着いてきている。過熱感は和らいだが一段の上昇エネルギーも限定的。
  • MACD:デッドクロス気味で、短期的な調整リスクを示唆。ただし中期的なトレンドは依然として強気基調を保つ。

戦略としては、34,300円前後を押し目買いポイントとしつつ、下値を探る展開では34,100円付近での反発を確認してからエントリーが望ましい。利確の目安は34,700円〜34,800円とし、45,000円突破を試す場面では早めに利益を確保したい。乖離値が10,300円を下抜ける場合は撤退し、FOMC後の方向感を待つ方が安全である。

閉めの言葉

市場は史上最高値圏にありながらも、FOMCを前に一進一退の攻防が続く。節目を意識した売買が優勢となる中で、値幅を活かした冷静な取引が求められる一日となるだろう。読者の皆さんも「待つ勇気」と「節目での利確」を心がけ、ブレずに相場と向き合っていただきたい。

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