2025年9月22日:NF日経レバ戦略

前日を振り返って

前営業日の日経225は45,634円で寄り付き、高値45,852円をつけた後、日銀によるETF・REIT売却決定を嫌気して急落。安値44,495円まで下落し、最終的には45,045円(-257円)で引けた。NF日経レバ(1570)も同様に、始値35,970円から高値36,000円をつけた後に急落、安値33,800円まで売られ、34,660円(-460円)で終えた。

日経225とNF日経レバの乖離値は9,800〜10,600で推移し、値幅は2,200と前日より拡大。短期的なボラティリティが高まっており、逆張り戦略は一層の注意が必要な局面である。MACDは依然マイナス圏で戻り売り圧力が残存しており、寄り付き直後の高値更新ではショートが有効であった。ボリンジャーバンド下限を大きく割り込む場面も見られ、売り一巡後の反発狙いが短期的には機能した一日であった。

寄り前情報

ロイター予測によれば、本日の日経平均は前営業日終値付近でのもみ合いが想定される。予想レンジは44,800円〜45,200円。ドル円は148円付近で推移しており、米国株はNYダウ+172ドル、NASDAQ+160ポイント、S&P500+32ポイントと堅調。アップルの上昇やフェデックスの好決算が支援材料となった。祝日前ということもあり、様子見ムードが広がりやすく、方向感に乏しい展開が予想される。

本日の戦略

NF日経レバ(1570)の想定レンジは 34,400円〜35,200円 と設定する。

  • 移動平均線:短期線は依然下向き、中期線との乖離を保っており、トレンド回復には時間を要する。
  • RSI:中立圏で推移、過熱感はなく上下どちらにも振れやすい状況。
  • MACD:依然マイナス圏だがシグナルとの乖離縮小が続き、転換点を模索している。

戦術としては、34,400円付近を押し目と捉え、戻り場面では35,000円〜35,200円での利確を優先する。過度な上昇期待よりも、もみ合いレンジ内での逆張りを中心に据えるのが無難である。週末要因と祝日前の手控えも考慮し、大きなトレンド形成は起こりにくいとみる。

閉めの言葉

強弱入り混じる中でのもみ合い相場は、トレンドフォローよりも細かな利確を積み重ねる局面である。読者の皆さんも、焦らず「待つ投資」の重要性を意識しつつ、次の波に備えていただきたい。

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