2025年9月24日:NF日経レバの戦略

前日を振り返って

9月22日の日経平均は45,493円(+447円)と大幅反発。NF日経レバ(1570)も35,410円(+750円)で取引を終えた。寄り付き直後に安値をつけ、その後は高値35,810円まで急伸。後場にかけて上げ幅を縮小したもののプラス圏を維持した。

想定レンジ(34,400〜35,200円)を大きく上抜けし、乖離値は10,000〜10,200、値幅は1,000と拡大。戦略はレンジを想定した逆張りであったが、上昇トレンド転換を捉えきれなかった点が反省材料である。特に35,200円突破時点での柔軟な判断が求められた。

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寄り前情報

ロイター予測によれば、本日の日経平均は45,200〜45,700円のレンジを想定。米国株は23日に主要3指数が反落し、NASDAQは-215ポイントと下落。NYダウも-88ドル安と調整色が強まった。S&P500は-36.83ポイント、VIX指数は+3.35%上昇の16.64。為替はドル円147.62円と円高方向に振れており、日本株の上値を抑える要因になりやすい。米FRBパウエル議長の発言で利上げ見通しへの警戒が残るなか、東京市場は45,500円を挟んだもみ合いが中心になるとみられる。

本日の戦略

NF日経レバ(1570)の想定レンジは 35,100円〜35,900円 とする。前日の乖離値(10,000〜10,200)と値幅(1,000)を考慮すれば、本日も日経平均の動きに連動したレンジ内での変動が予想される。

  • 移動平均線:短期線は上向きに転じつつあり、下値サポートとして機能する可能性。
  • RSI:中立圏で推移しており、過熱感はなく一方向への偏りは見られない。
  • MACD:シグナルとの乖離が縮小しており、プラス転換が確認できれば上昇の勢いが再度加速するシナリオもある。

戦術としては、35,200円前後を押し目と見なし、35,800〜36,000円での利確を優先するレンジ戦略が基本となる。ただし米市場の下げと円高進行を背景に上値追いは限定的である可能性が高く、強気に買い上がるよりも調整局面での拾いを意識するべき局面と考える。

閉めの言葉

前日の大幅上昇を経て、本日は一進一退の展開が濃厚である。強弱要因が交錯するなかで「待つ投資」と「引きつけて拾う姿勢」が大切になるだろう。読者の皆さんも、短期的な上下動に振り回されず、戦略的にリスクを取ることを意識していただきたい。

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