2025年9月26日とNF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

本日は、日経平均が45,500〜45,900円のレンジで底堅さを維持するとのロイター予測を背景に、NF日経レバ(1570)の想定レンジを35,200〜35,800円と設定した。戦略は「押し目買い優先、35,800円付近で利確」を基本とし、朝方は権利落ちに伴う売り圧力を想定して35,300円付近での買いを狙う構えであった。テクニカル的には移動平均線が強気を維持、RSIは50〜60台で過熱感なく、MACDがプラス圏でゴールデンクロスを示唆していた。

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実際の値動き

  • 日経225:始値45,634 → 高値45,766 → 安値45,364 → 終値45,354(-399)
  • NF日経レバ(1570):始値35,580 → 高値35,790 → 安値35,210 → 終値35,210(-580)

寄り付き直後から下げが先行し、一時は押し目買いで反発する場面も見られたが、後場にかけて半導体株の一段安が相場全体を押し下げた。結果的に想定レンジ下限を試し、終値は安値引けとなった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 本日の乖離値:10,000〜10,100
  • 本日の値幅:600

乖離は前日水準を維持しつつ、値幅は600と拡大。日経平均の下落幅以上に、レバレッジETF特有の値動きが強調された。

反省

全体的に落ち着いた値動きの中で往復が狙いやすい場面もあったが、後場の半導体株主導の下げで下値を更新し、安値引けに至った点は想定外であった。押し目買い戦略自体は機能したが、利確を早めに実行しないと利益を確保できない展開であったことが課題である。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

26日の日経平均は399円安の45,354円と4日ぶりに大幅反落した。米国株安を背景に寄り付きから軟調で始まり、半導体関連株が売られて下げ幅を拡大。前場は一時プラスに切り返す場面もあったが、戻りは続かず下値を試す展開。後場はレーザーテックやディスコの一段安が警戒され、終盤は400円近い下落で安値引けとなった。TOPIXは3200pを突破し、終値もプラス圏を維持するなど地合いは悪化一辺倒ではなかった。売買代金は6.2兆円。業種別では不動産、食料品、建設が上昇した一方、非鉄金属や電気機器、医薬品が下落。

本日の注目銘柄

  • レーザーテック(6920):8.36%安と大幅下落、半導体株の弱さを象徴。
  • ルネサスエレクトロニクス(6723):米国の半導体輸入縮小計画報道を嫌気し下落。
  • 大塚ホールディングス(4578):米国の医薬品100%関税発言を受け大幅安。
  • リクルートHD(6098):自己株買い発表を好感し続伸。
  • フィードフォースグループ(7068):好決算を受けストップ高で年初来高値更新。
  • 味の素(2802):大和証券の投資判断引き上げで上場来高値を更新。

次回戦略

9月最終週に入る来週は、配当落ち後の需給調整が続くと見られる。NF日経レバ(1570)の想定レンジは 35,000〜35,600円 と設定。MACDはデッドクロス気配を見せており、短期的には下値模索のリスクを警戒すべき局面。RSIも50割れとなれば調整色が強まるため、無理に押し目を狙わず35,000円付近での下げ止まりを確認してから参入するのが賢明である。為替の円安基調が維持されるか否かが鍵となろう。

閉めの言葉

本日は想定レンジ下限を試し、安値引けという厳しい展開であったが、需給要因や米国発の報道に左右された一日でもあった。相場における想定外の動きは常に起こりうるが、それをどう受け止め次の戦略につなげるかが重要である。読者の皆さんも、短期的な変動に惑わされず、自らの投資リズムを大切にしていただきたい。

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