2025年9月4日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 4日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含み

の値動きが想定されている。米国市場で9月利下げの観測が高まりハイテク株高となった

ことが支援材料になりそうだ。一方、あすに市場が注目する米雇用統計の発表を控えてお

り、一巡後は模様眺めが強まりそうだ。

    日経平均の予想レンジは4万1800円─4万2200円。

    日経平均は、前日安からの自律反発を期待した買いが先行しそうだ。米指標は労働市

場の減速を示唆し、9月の利下げを支える内容となった。ハイテク株比率の高い米ナスダ

ック総合<.IXIC>の上昇が、関連株を中心に支援材料になるとみられる。

 

    市場で注目される米雇用統計の発表をあすに控えている。その内容や金利、為替の反

応への警戒感は強く、朝方の取引が一巡した後は模様眺めも見込まれている。

    市場では「そこはかとなくある調整ムードは、米雇用統計と米消費者物価指数(CP

I)を通過しないと晴れない」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成代表取締役社

長)との声が聞かれる。

 

    きょうは米国で、8月ADP全米雇用報告、8月ISM非製造業景気指数、7月貿易

収支などの発表がある。

 

    前日の米国市場では、7月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想以上に

減少。9月利下げ観測が高まって長期金利が低下した。ドル/円はやや円高方向だった。

ナスダックとS&P総合500種<.SPX>が上昇。米連邦地裁が反トラスト法(独占禁止法

)違反を巡る訴訟で、グーグルに検索事業の売却を求めない判断を下したことを受けアル

ファベット<GOOGL.O>が急伸した。

戦略

想定レンジ30,300〜30,700円

結果

昨日を打ち消す強い動き。

始値高値安値終値
日経22542,09342,608
(42,200)
42,066
(41,900)
42,580
+641
NF日経レバ30,30031,090
(30,700)
30,240
(30,400)
31,040
+950

反省

昨日広げたズレを本日も継承し、ズレを維持。

11,500〜11,800円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

4日の日経平均は大幅反発。終値は641円高の42580円。米国株は3指数がまちまちとなったが、ナスダックの動きが良かったことや、欧米で長期金利が低下したことを好感して3桁上昇スタート。節目の42000円を上回った。足元で大きく売られていた  $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が強く買われたことで投資家心理が強気に傾き、主力大型株が上昇を先導。早い時間に42400円台まで水準を切り上げた。

プライムでは序盤は値下がり銘柄の方が多かったものの、値上がりに転じる銘柄が増えて、次第に幅広い業種に資金が向かった。高値圏で前場を終えると、後場には42500円を突破。42600円台に乗せる場面もあり、600円を超える上昇で取引を終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆3200億円。業種別では銀行、非鉄金属、保険などが上昇した一方、鉱業、ゴム製品、化学などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

9月4日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,347.71億円、売り優勢金額は8,030.28億円となった。

トップニュース

【市場の声】30年物日本国債入札、財政懸念で需要低調

財務省が実施した30年物日本国債入札は、財政懸念を背景に需要が低調だった。これは広く予想されていた。平均落札価格と最低落札価格の差を示すテールは0.18と、8月の前回入札の0.15から拡大した。テールが拡大すると需要が弱いことを示す。バークレイズのアナリストらは「野党との政策協調を通じた財政拡大圧力を巡る不透明感が続いており、7月の参院選以降、財政懸念に関する状況は大きく変わっていない」と述べている。

ソフトバンクGが一時7%近く上昇、金利上昇一服・米ハイテク株高でショートカバーが続く

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が4日ぶりに急反発し、上昇率は一時7%に迫った。英国やフランス、米国での財政悪化懸念を背景に、このところ欧米の長期金利に上昇圧力が掛かっていたが、前日の欧米市場では金利上昇が一服し、米ナスダック総合株価指数は1%高となった。これらを背景に、ソフトバンクG株に対しては売り持ち高を解消する目的の買い戻しが集まったようだ。

フジクラ—大幅続伸、国内証券では電線セクターのトップピックに

 $フジクラ (5803.JP)$ が大幅続伸。データセンター関連の中核銘柄としての位置づけが強く、前日の米ハイテク株上昇を受けて上値追いの動きを強める展開に。大和証券では電線セクターに対する強気の投資判断を継続。中でも同社の選好順位をこれまでの2番手からトップに変更している。

SWCC-大幅高 データセンター向け光ファイバー関連製品の増産投資を実施

 $SWCC (5805.JP)$ が大幅高。同社は3日、生成AI技術の世界的な普及に伴い急拡大するデータセンター市場で求められる、細径・高密度かつ効率的な配線敷設作業を可能とする光ケーブルの需要に応えるべく、注力製品である多心な間欠接着リボン「e-Ribbon(イーリボン)」の増産投資を決定したと発表した。

JAL-反発 「JAL MaaS」と「えきねっと」が連携開始

 $日本航空 (9201.JP)$ が反発。同社は4日14時19分、  $東日本旅客鉄道 (9020.JP)$ と同日から、JAL MaaS「乗換案内+乗車券」サイトとJRの予約サービス「えきねっと」との連携を開始すると発表した。

大戸屋HDが上場来高値に接近、8月既存店売上高19.1%増と大幅増収基調を継続

 $大戸屋ホールディングス (2705.JP)$ が買われ、2023年9月につけた上場来高値5700円に接近している。3日の取引終了後、8月度の月次売上高の前年比増減率を開示した。既存店売上高は前年同月比19.1%増と2ケタの増収基調を維持しており、好感されたようだ。

Def consulting-大幅安 エボファンドが同社株を一部売却 保有割合は5.21%→2.20%

 $Def consulting (4833.JP)$ が大幅安。同社株について、エボファンド(ケイマン諸島)が保有株を一部売却した。9月4日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.21%→2.20%。

泉州電は続落、今期下方修正を嫌気

 $泉州電業 (9824.JP)$ は続落。この日午後2時ごろ、25年10月期連結業績予想について売上高を1400億円から1340億円(前期比1.6%減)へ、営業利益を110億円から91億円(同12.1%減)へ下方修正すると発表した。

【動いた日本株トップ】

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は6.45%上昇の15510.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ニデック (6594.JP)$、終値は22.44%下落の2420.0円だった。

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