2025年9月5日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

 [東京 5日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸が

予想されている。前日の米株高に加えて、トランプ米大統領が日本から輸入する自動車な

どに対する関税引き下げに関する大統領令に署名したことが好感されそうだ。日経平均は

4万3000円台を回復し、特に外需株が堅調に推移するとみられている。

    一方、米雇用統計の公表を控えて次第に様子見姿勢が強まると予想され、取引一巡後

はもみ合いとなる見込み。

    日経平均の予想レンジは4万2800円─4万3200円。

    きょうの東京株式市場で日経平均は、節目の4万3000円台を回復する見通し。ト

ランプ米大統領は4日、日本から輸入する自動車などに対する関税引き下げに関する大統

領令に署名した。自動車も含め、従来の関税率が15%未満の品目は15%とし、15%

以上だった品目には追加関税が課されないと明記した[nL6N3UR108]。

        市場では「米国株が上昇している中で好材料が出てきて、日本株にとってはポジ

ティブ。ほぼ全面高に近い展開になるとみられるが、特に自動車など外需株の買いが強ま

りそうだ」(みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト・三浦豊氏)との声が聞かれた。

        ただ、今晩は8月の米雇用統計の公表を控えており、内容を見極めたいとするム

ードも強まるとみられている。三浦氏は「日経平均は朝高後は4万2900円近辺でもみ

合うような展開となるのではないか」と話した。

        主なスケジュールでは、国内では7月毎月勤労統計調査、7月家計調査が公表さ

れる予定。海外では、ユーロ圏で4—6月期四半期域内総生産(GDP、確定値)、米国

で8月雇用統計、カナダで8月新規雇用者数、失業率が発表予定となっている。

        前日の米国株式市場では、主要3指数がそろって上昇した。S&P総合500種

<.SPX>は終値で最高値を更新した。重要指標の米雇用統計発表を翌日に控え、労働市場の

データが連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を変える内容にならなかったことが背景

        米労働省が4日発表した8月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節

調整済み)は8000件増の23万7000件となった。予想以上に増加し、労働市場の

軟化を示唆した。

戦略

想定レンジ 31,300〜31,700円。

結果

寄り早々の暴騰から続落、底値を経て、半値戻し。

始値高値安値終値
日経22542,98343,220
(43,200)
42,783
(42,800)
43,018
+438
NF日経レバ31,69031,990
(31,700)
31,340
(31,300)
31,660
+620

反省

大きな相場展開の中でも、ロイター予測・想定レンジとも極めて近い予測ができた。往復で取りやすい展開。

12,200〜11,500円の乖離値

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

5日の日経平均は大幅続伸。終値は438円高の43018円。米長期金利の低下や米国株高を好感して、寄り付きから400円を超える上昇。開始早々に43000円を上回り、43200円台まで駆け上がった。600円超上昇したところで買いは一巡し、9時台半ば辺りからは上げ幅を縮める流れがしばらく続いた。しかし、後場に入って42700円台に入ったところで盛り返すと、終盤にかけては改めて上を試しにいく展開。終値で43000円を上回った。

東証プライムの売買代金は概算で4兆5500億円。業種別では精密機器、鉄鋼、ゴム製品などが上昇した一方、空運、石油・石炭、倉庫・運輸などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

9月5日の東証プライム市場では、買い優勢金額は9,037.75億円、売り優勢金額は8,205.1億円となった。

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