前日を振り返って
前日1月5日の東京市場は、大発会らしく想定を大きく超える強いリスクオン相場となった。日経225は前日比+1,493円の51,832円と急騰し、年初から市場参加者のセンチメントが一気に好転した一日であった。
事前に想定していた「高値圏での調整」「下がれば買い」というシナリオは、寄り付き直後から崩れた。指数は51,000円台をあっさり突破し、半導体、防衛、金融といった主力セクターが一斉に上昇。NF日経レバ(1570)も44,700円を安値に切り返し、終値は45,740円と、想定レンジを大きく上回る結果となった。
乖離値は6,000〜6,200円まで一気に縮小し、これまで意識されていた過熱感は後退。一方で、NF日経レバの値幅は約1,300円と急拡大しており、相場が明確なトレンド発生局面に入ったことを示している。
反省点としては、年初特有の資金流入とショートカバーの勢いを過小評価し、初動の強さに対して戦略修正が遅れた点だである。乖離値だけに引きずられず、需給の変化をより早く捉える必要性を痛感させられた。
寄り前情報

ロイターによる本日1月6日の日経平均見通しは続伸予想。前日の米国市場ではダウ平均が過去最高値を更新し、NASDAQ、S&P500も揃って上昇した。エネルギー株や金融株が相場をけん引し、地政学リスクが意識される中でも、リスクオンの流れは維持されている。
日経平均の予想レンジは52,000〜52,500円。寄り付きで心理的節目の52,000円を回復し、その水準でのもみ合いが想定されている。一方、前日の急騰を受けて、半導体やAI関連には利益確定売りが出やすく、指数全体ではTOPIX優位の展開が見込まれている。
為替はドル円が156円台と高水準を維持しており、企業業績面から見ても日本株の下支え要因となりやすい。米VIX指数は15台と上昇しているものの、パニック的な水準ではなく、警戒を伴ったリスクオンと整理できる。
本日の戦略
本日の日経225は、前日の大幅上昇を受けて52,000円台での高値圏推移がメインシナリオだである。予想レンジは52,000〜52,500円とされているが、前日の値幅が1,300円と大きかったことを踏まえると、上下に振れやすい一日となりそうだ。
前日の乖離値は6,000〜6,200円まで縮小しており、過度な警戒感は後退したものの、再び指数が上振れれば乖離の再拡大も意識される局面である。
これらを踏まえ、本日のNF日経レバ(1570)の想定レンジは45,300〜46,800円と設定したい。寄り付きから52,000円を明確に上回る場面では、レバETFも46,500円超を試す動きが想定される。
戦略としては、寄り付き直後の高値追いは避け、45,300〜45,500円付近への押しがあれば慎重に対応したい。一方で、前日のような急伸再現を前提に無理な逆張りは行わず、値幅の拡大を意識した順張り目線を基本とする。
指数が52,000円を割り込み、上昇の勢いが明確に鈍る場合は、ポジションを軽くし、再度方向感を見極める冷静さも必要だである。
閉めの言葉
年初相場は、想定の枠を軽々と超えてくる。昨日の上昇は、その現実を強く突き付けた一日であった。相場の強さを素直に認めつつも、熱くなりすぎず、一歩引いた視点を忘れずに臨みたい。今日もまた、相場と丁寧に向き合っていきたいだである。

