2026年2月12日 NF日経レバ(1570)の結果と反省|58,000円到達後の失速が示した「初動の終わり」

戦略のまとめ

前日は寄り底型の上昇トレンドが発生し、資金流入相場が明確となっていた。よって本日は上昇の加速ではなく「試し上げ」を想定した。日経225の予想レンジを57,600円〜58,300円、NF日経レバ(1570)の想定レンジを55,200円〜57,200円と設定した。
売買方針は、寄り付きの飛びつきを避け、初動の押しを拾う方針。58,000円接近時は利確優先、高値追いは行わない計画とした。

実際の値動き

Screenshot

■日経225
始値 57,864円
高値 58,015円
安値 57,554円
終値 57,639円(前日比 -10円)

■NF日経レバ(1570)
始値 56,380円
高値 56,680円
安値 55,780円
終値 56,050円(前日比 +120円)

寄り付きは強く始まり、想定通り序盤で58,000円を突破した。しかし到達と同時に達成感による売りが発生し、急速に失速。前場は不安定な推移となり、後場も戻すものの15時以降に再度売りが優勢となった。典型的な「高値確認日」であり、トレンド継続ではなく調整入りを示唆する値動きとなった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

本日の乖離値:1,400〜1,800円
本日の値幅:900円

前日の値幅1,700円から大幅縮小した。これは相場のエネルギー低下を意味する。上昇トレンド中の縮小値幅は、押し目ではなく「一度のクールダウン」を示すシグナルである。指数が58,000円を明確に超えられなかった点と合わせ、短期的な天井形成の可能性を意識する必要がある。

テクニカル分析

チャートを見ると、5分足では移動平均線の上を推移していた前日までと異なり、本日は横断回数が増加した。トレンド相場からレンジ相場への移行初期の特徴である。
MACDはデッドクロス方向へ接近し、ヒストグラムも縮小。上昇モメンタムの減衰が明確に確認できる。RSIも過熱圏から中立域へ低下しており、買いの勢いが鈍化している。

反省

ロイター予測レンジはほぼ一致したが、実際の動きは想定よりも狭いレンジとなった。すなわち「上昇トレンドの継続」ではなく「調整初日」であった。
本日は比較的取りやすい展開であり、58,000円到達時の利確判断を最優先にすべき日であった。押し目を探す相場ではなく、高値確認後の回転売買が適していたと考える。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

日経平均は4日ぶり反落。寄り付きは200円超上昇と強かったが、58,000円到達後に急失速し、小幅安で終了。TOPIXは上昇しており、指数は弱いが個別株は強い状態となった。売買代金は約9.9兆円と高水準で資金流入は継続している。鉱業・非鉄が上昇し、サービス・空運が下落。市場センチメント自体は悪化していない。

本日の注目銘柄

  • クボタ:好決算でストップ高、資金が大型バリュー株へ波及
  • キオクシア:メモリー株上昇を背景に買い優勢
  • 住友金属鉱山:金価格上昇で上場来高値更新
  • 防衛関連(IHI・三菱重工):利益確定売りで下落

指数が伸びない一方で個別株が強いのは、相場が「全面高」から「物色相場」へ移行したサインである。これは指数の一時的な休憩局面でよく見られる。

次回戦略

本日の値幅縮小と58,000円失敗は重要な判断材料となる。明日はトレンドフォローではなくレンジ戦略を採用する。
想定:押し優位の横ばい相場。

■想定シナリオ
57,500円付近:支持線
58,000円付近:強い抵抗線

NF日経レバは55,700円〜56,700円を中心レンジと想定。
対応は「上で売り、下で拾う」。押し目買い一本ではなく回転売買へ切り替える。

閉めの言葉

強い相場は上がり続けるわけではない。必ず一度、息継ぎをする。本日はまさにその初日であった。
上昇の恐怖、下落の不安、その両方を感じ始めたとき相場は次の局面へ移る。同じチャートを見ている読者と、この微妙な変化をこれからも共有していきたい。

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