【戦略のまとめ】
2月13日の相場は「上昇相場の休憩」か「下落初動」かの分岐点と想定した日であった。
米株安とVIX上昇、日経先物の弱さから、トレンドフォローではなく逆張り優位の日と判断した。
想定した日経225レンジは
56,800円〜57,500円
それに基づくNF日経レバ(1570)の想定レンジは
54,800円〜56,200円
売買シナリオは以下である。
- GU:戻り売り優先
- GD:54,800〜55,000円は反発狙いの買い
- 56,200円以上:追いかけ買い禁止
つまり「押し目買い相場ではない。下げ止まり確認相場」という前提で臨んだ一日であった。
【実際の値動き】

日経225
- 始値:57,197円
- 高値:57,407円
- 安値:56,652円
- 終値:56,941円(前日比 -697)
NF日経レバ(1570)
- 始値:55,050円
- 高値:55,360円
- 安値:54,030円
- 終値:54,720円(前日比 -1,330)
寄り付きは想定通りギャップダウンで始まり、その後一時反発したものの、後場に再び売り圧力が強まり安値圏で終了した。
「下げ止まりを探す相場」という認識自体は合っていたが、想定よりも一段深い下落となった。
【本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅】
- 本日の乖離値:2,100〜2,600円
- 本日の値幅:1,300円
前日までの乖離(1,400〜1,800円)から大きく拡大した。
これは単なる押しではなく、短期トレンドが完全に冷却局面へ移行したサインである。
値幅も900円 → 1,300円へ再拡大しており、相場は再びボラティリティ相場へ入ったと判断できる。
翌日の判断において、この2点は最重要材料となる。
【テクニカル分析(1570チャート)】
移動平均線
価格は短期移動平均線を明確に下回り、戻り売りトレンドへ転換。
午後の戻りでも平均線を回復できなかった点は弱い。
ボリンジャーバンド
前場後半に−2σを割り込み、安値54,030円を記録。
その後の反発は「トレンド反転」ではなく、下落トレンド中のテクニカルリバウンドである。
MACD
MACDはデッドクロス後、ヒストグラムのマイナス拡大。
下落の初動局面の典型形である。
→ 結論
現在はレンジではなく、下方向へのトレンド発生初期と判断できる。
【反省】
ロイター予測の「続落」は一致したが、1570の下押しは想定レンジを明確に割り込んだ。
原因は一つである。
決算リスクを過小評価したことである。
指数寄与度の高い銘柄が売られると、日経平均以上にレバETFは下げる。
つまり、指数分析だけでは不十分であり、
「指数+寄与度銘柄」まで考慮すべきだった。
【東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)】
13日の日経平均は697円安の56,941円と大幅続落。米国株安を受け寄り付きから400円超下落。特にソフトバンクグループの決算売りが指数を押し下げ、56600円台まで下落後いったん戻したが、後場再び売られ57000円を割り込んで終了した。売買代金は10兆7600億円。輸送用機器・医薬品は上昇、鉱業・鉄鋼・サービスは下落。サンリオはストップ高比例配分、ライフドリンクカンパニーはストップ安となった。
【本日の注目銘柄】
- サンリオ:業績上方修正+株式分割でストップ高
- ヤマハ発動機:来期大幅増益見通しで急騰
- 日産自動車:営業赤字縮小見通しで続伸
一方、
- ネクソン:大幅下落
- 東洋エンジニアリング:赤字拡大で売り
決算相場であり、指数より個別株主導の地合いであることが明確になった。
【次回戦略(2月16日想定)】
本日のポイントは
57000円割れで引けたことである。
これは心理的支持線の喪失を意味する。
したがって翌日は
- 戻り売り優位
- 反発は一時的
- 追いかけ買い禁止
とする。
日経225想定
56,200〜57,200円
NF日経レバ想定レンジ
53,800〜55,300円
狙いは「反発を待って売る」。
押し目買いはまだ早い局面である。
【閉めの言葉】
上昇相場の終わりは、暴落ではなく「違和感」から始まる。
今日の相場はまさにそれであった。
強かった相場が、突然重くなる瞬間――その空気を感じ取れるかどうかが投資家の分岐点である。
焦らず、追わず、確認してから動く。
この相場の転換点を、読者と共に見ていきたい。

