2026年2月18日 NF日経レバ(1570)の戦略

前日を振り返って

2月17日の相場は、指数とレバレッジETFの温度差が極めてはっきりした一日であった。

日経平均は56,566円と小幅安に留まり、表面的には大きな崩れは見られなかった。しかしNF日経レバ(1570)は53,780円まで下落し、値幅は約1,400円。指数以上に資金が抜ける典型的な弱気局面の値動きとなった。

前日の戦略は「レンジの値幅を取りにいく日」と想定し、54,000円〜55,300円のレンジを設定したが、結果として明確に下抜けた。方向性の読み違いではなく、調整の継続期間を甘く見ていた点が反省点である。

特に注目すべきは乖離値である。

日経平均と1570の乖離は2,500〜2,900円まで拡大した。これは単なる下げではない。短期資金が指数先物から離れ、レバレッジ商品から撤退している状態を示している。

指数は崩れていないのに勝ちにくい。

この状態は、相場の初期調整局面に最もよく見られる特徴である。大型株の決算通過後、資金は小型株・材料株へ循環しており、指数だけを見た判断が通用しにくい相場へ入ったと考える。

寄り前情報

Screenshot

米国市場は小幅高で終了。

ダウはほぼ横ばい、NASDAQとS&P500は上昇し、ハイテク株は下げから切り返した。金融株も相場を支え、リスクオフの流れは確認されていない。VIX指数は低下しており、市場心理は悪化していない。

また日経先物は57,080円まで上昇しており、前日終値56,566円から約500円のギャップアップ水準に位置している。

為替はドル円153円台で円安維持。外部環境は明確に日本株の押し上げ要因である。

ロイター予測では本日の日経平均レンジは

56,800円〜57,200円

4日続落後であり、自律反発が入りやすいタイミングである。米株の底堅さ、政策期待、対米投資材料も加わり、寄り付きは買い優勢と考えるのが自然である。

ただし注意点がある。

現在の相場は上昇トレンドではない。ボラティリティ相場である。

つまり「上がる日=買えば勝てる日」ではなく、「上がっても売られる日」である可能性が高い。

本日の戦略

日経平均予想レンジ:56,800円〜57,200円

前日乖離値:2,500〜2,900円

前日値幅:1,400円

この3点から1570の値動きを組み立てる。

先物は上昇しているが、前日に短期資金が抜けているため、寄り天型の動きになる可能性を警戒する。特に57,000円接近では戻り売りが出やすい。

以上より、本日の1570想定レンジは

53,600円〜55,100円

と設定する。

■戦略方針

・GUは追いかけない

・55,000円付近は売り優位

・53,600円付近は短期リバウンド狙い

本日は「反発日」である可能性が高いが、「トレンド転換日」とは考えない。

ボリンジャーバンド中心線を回復できない限り、上昇は戻りの範囲に留まる公算が大きい。

むしろ重要なのは、上がった時の反応である。

57,000円付近で失速するなら、相場はまだ調整継続。

57,200円を明確に維持できて初めて短期上昇トレンド入りを検討する局面となる。

現在は「押し目買い」より「戻り売り」の優位性が高い地合いと判断する。

<h2>閉めの言葉</h2>

下げないのに勝てない相場は、強い相場ではない。

そして上がっても安心できない相場は、まだ途中段階である。

いまの市場は、方向を当てるゲームではなく対応力を試す相場である。

当てに行くほど苦しくなり、待つほど有利になる。

焦らず、値動きを受け止めていきたい一日である。

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