前日を振り返って
2月24日の東京市場は、弱材料が意識されていた状況から一転し、非常に強い上昇となった。米株安とVIX上昇を背景に上値の重い展開を想定していたが、結果は想定を明確に上回る反発であった。
日経平均は56,700円台で寄り付いた後、下押しは限定的となり、そのまま買いが継続。57,000円回復後は売り方の買い戻しを巻き込み、一段高へ移行し57,321円で大引けとなった。
NF日経レバ(1570)も同様に、53,990円で明確に下げ止まり、54,000円支持帯が完全に機能。その後は55,400円台まで上昇し、値幅は1,400円と前日750円から急拡大した。
乖離値は2,000円〜2,700円で推移し、価格エネルギーの放出が確認された一日である。
つまり、前日は「方向転換日」であり、調整終了を市場が認識した日であったと言える。
反省点は上昇幅の過小評価である。底値は予測できていたが、トレンド転換後の加速力を十分に織り込めていなかった。改めて、相場は材料ではなく“位置”で動くことを確認する結果となった。
寄り前情報

米国株式市場は3指数そろって上昇。
NYダウは+370ドル、NASDAQは+1.04%、S&P500も上昇と全面高で終了した。AI関連への楽観が再燃し、特にハイテク株が買われた点は日本市場にとって重要である。
さらにVIX指数は19.55まで低下しリスク警戒は後退。ドル円は155円台後半と円安方向を維持しており、日本株の追い風環境が整っている。
日経225先物は57,990円まで上昇しており、現物市場はギャップアップ開始が濃厚である。
ロイター予測でも半導体関連中心に買いが入り、日経平均は取引時間中高値58,015円を試す展開が想定されている。
本日の予想レンジは57,500円〜58,300円。
重要なのは「上昇余地」より「押しの深さ」である。前日の値幅拡大後であるため、初動の押しが買い場になる可能性が高い。
本日の戦略
■日経平均想定レンジ
57,500円 〜 58,300円
■1570想定レンジ
55,000円 〜 57,000円
前日の乖離値(2,000〜2,700円)を当てはめると、日経平均57,500円時は1570が約55,000円付近、58,300円では56,800〜57,000円ゾーンに収まる計算となる。したがって本日の中心価格は56,000円台と判断する。
本日のポイントは「高寄り後の初押し」である。
ギャップアップ日は寄り天を警戒しがちだが、トレンド転換直後は押しが浅くなりやすい。特に前日が高値引け・値幅拡大型で終わっているため、押し目待ちの資金が多いと考えられる。
■シナリオ分岐
①55,000円維持
押し目完了。前日高値更新の可能性が高く、56,500円〜57,000円トライ。
②55,000円割れ
短期利確売り優勢。54,500円付近までの押しを想定。ただしトレンド自体は崩れない押し目候補。
③56,500円突破
短期踏み上げ局面。指数は58,000円接近、日中の加速相場入りの可能性。
本日は「下で買う日」であり、追いかける日ではない。
値幅拡大翌日は押し目の質が重要になる。寄り直後の下落を恐れず、支持帯確認を待ってエントリーを検討したい。
閉めの言葉
弱材料の中で上がった相場は、強い。
そして強い相場は、簡単には崩れない。
重要なのはニュースではない。
どこで止まり、どこから買われるかである。
底はいつも静かに完成する。
あとは、押しを待てるかどうかである。

