戦略のまとめ
本日の事前戦略は、前日までの急騰の反動を想定した「高値圏調整相場」であった。
ロイター予想レンジは
日経平均
54,200円〜54,700円
このレンジをベースに、前日の乖離値と値幅を考慮し、NF日経レバ(1570)の想定レンジは
49,200円〜50,500円
と設定した。
重要ポイントとして意識したのは次の3点である。
・心理的節目 50,000円
・押し目ポイント 49,500円
・戻り抵抗 50,500円
基本戦略は
押し目確認型トレード
であった。
しかし結果として、この想定レンジは
大きく下方向へ拡大
することとなる。
実際の値動き

■日経225
始値 54,387円
高値 54,733円
安値 53,796円
終値 54,452円(-572円)
■NF日経レバ(1570)
始値 49,260円
高値 49,910円
安値 48,170円
終値 49,460円(-800円)
寄り付きは原油高と地政学リスクを背景に大きく売り先行で始まった。開始直後から日経平均は600円以上の下落となり、リスク回避姿勢が鮮明となった。
前場では一時
53,700円台
まで下落し、下げ幅は900円を超えた。
後場に入るとさらに売り圧力が強まり、日経平均は
一時1200円安
まで下落。しかし売り一巡後は徐々に買い戻しが入り、大引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。
1570も同様に大きく振れた。
特に印象的だったのは
48,170円までの急落
である。
これは想定レンジ
49,200円
を大きく下回る水準であり、クラッシュ後の相場特有のボラティリティの高さを改めて示す結果となった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の重要指標は以下である。
乖離値
4,800円〜5,600円
値幅
1,700円
前日まで縮小していた乖離値は
再び拡大
する形となった。
また値幅も
1,500円
↓
1,700円
と拡大しており、市場のボラティリティは依然として高い状態が続いている。
このデータが示しているのは、
市場はまだ「安定相場」に戻っていない
という事実である。
クラッシュ後の相場では
・ショートカバー
・地政学ニュース
・原油価格
・米金利
といった外部要因によって値動きが急変しやすい。
そのため短期トレードでは
値幅管理
が最も重要な判断材料となる。
反省
今回の最大の反省点は
ボラティリティの過小評価
である。
日経225ロイター予測レンジ
54,200円〜54,700円
しかし実際には
53,796円
まで下落した。
さらに1570は
48,170円
まで急落した。
つまり
想定レンジを大きく下振れ
する結果となった。
現在の相場は
通常のテクニカル
+
地政学リスク
という複雑な要因が絡んでいる。
トレンドを見誤ると、レバレッジ商品では一瞬で大きな損失につながる。
そのため今の相場では
レンジ予測より「最大値幅」を意識すること
が重要である。
<h2>東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)</h2>
12日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は572円安の54452円。
米国株はまちまちだったが、原油高と米長期金利上昇を嫌気して寄り付きから600円以上下落。幅広い銘柄が売られる展開となった。
序盤は900円超下げた後に一時戻したが、10時台後半から再び売りが強まり、後場には
一時1200円超安
まで下落した。
しかし売り一巡後は買い戻しが入り、大引けにかけて下げ幅を縮小。最終的には500円を超える下落で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は
約7兆4000億円
と高水準であり、市場のエネルギーは依然として大きい。
本日の注目銘柄
本日は地政学リスクを背景に、防衛関連株が大きく上昇した。
特に注目されたのは
・三菱重工
・川崎重工
・IHI
などの重工系銘柄である。
中東情勢の緊張が続く中、防衛関連株には見直し買いが入った。
一方で半導体関連株は弱い動きとなった。
・アドバンテスト
・東京エレクトロン
・ディスコ
などは原油高によるリスク回避の売りが広がり、指数を押し下げる要因となった。
また個別材料では
・デリカフーズHD(急騰)
・ペプチドリーム(急落)
などが市場の注目を集めた。
<h2>次回戦略</h2>
本日の重要ポイントは
日経平均54,000円攻防
である。
本日は一時割り込んだものの、最終的には
54,452円
で引けた。
つまり短期的には
54,000円が支持線
として機能している可能性がある。
しかし現在の相場では
・原油価格
・中東情勢
・米金利
といった外部要因の影響が非常に大きい。
そのため明日のメインシナリオは
① 54,000円付近の攻防
② 53,500円の再テスト
③ ショートカバーによる急反発
である。
1570の想定レンジは
48,300円〜50,000円
を意識する。
特に重要なのは
48,000円ライン
である。
ここを維持できれば、再び短期反発の可能性が高まる。
<h2>閉めの言葉</h2>
相場は、いつも予想通りには動かない。
だからこそ面白い。
そして同時に、恐ろしい。
今日の値動きは、まさにそれを象徴する一日だった。
予測は外れる。
しかし、分析は無駄にならない。
なぜならその積み重ねこそが、次の判断をより正確にするからである。
荒れる相場の中で大切なのは、
当てることではない。
生き残ることだ。
このボラティリティの高い市場の中で、
同じように悩み、考え、相場と向き合っている読者の皆さんへ。
今日もまた、一歩だけ経験値が増えたのである。

