前日を振り返って
3月2日の日経平均は793円安の58,057円と大幅反落となった。
寄り付き直後に1,500円超安まで売り込まれる荒い展開であったが、その後は急速に切り返し、終値では58,000円を回復した。
NF日経レバ(1570)は、
始値 55,980円
高値 57,310円
安値 55,130円
終値 56,580円(-1,620円)
値幅は2,200円へ拡大。
乖離値は1,000円〜1,200円と高水準を維持した。
重要なのは二点である。
一つは「値幅が下方向へ拡張した」こと。
もう一つは「それでも58,000円を守った」こと。
テクニカル面では、短期移動平均線は下向きへ傾斜。ボリンジャーバンドは拡張し、MACDはデッドクロス方向へ接近、RSIは急低下からの戻し局面である。
高値圏の地固めは続いているが、内部エネルギーはまだ不安定である。
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寄り前情報

ロイター予測レンジは57,500円〜58,000円。
売り先行スタートが見込まれている。
米国市場は荒い値動きの末、主要3指数はほぼ横ばいで終了。
・NYダウ 小幅安
・NASDAQ 小幅高
・S&P500 ほぼ横ばい
VIX指数は21台へ上昇。
日経平均VIは34.99と高止まり。
ドル円は157円台前半と円安方向だが、地政学リスク下では積極的な買い材料とはなりにくい。
日経225先物は57,690円付近で推移。
前日終値(58,057円)を下回る水準である。
本日は「リスク回避継続か、押し目買い再燃か」の分岐点である。
下値の意識は57,500円。
ここを維持できるかが焦点となる。
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本日の戦略
■日経平均予想レンジ
57,500円 〜 58,000円
前日の値幅2,200円という拡張局面を踏まえると、本日は「値幅縮小」が基本シナリオである。
■1570想定レンジ
55,500円 〜 56,800円
ポイントは三点。
①57,500円の攻防
②58,000円回復の持続性
③寄り付き後30分の出来高動向
戦略は以下。
・寄り付き急落でも57,500円近辺で下げ止まり確認なら短期リバウンド狙い
・57,500円割れ定着なら戻り売り優勢と判断
・56,800円超えでの滞空時間が長ければ買い優勢転換の兆候
前日の乖離1,000円〜1,200円はまだ大きい。
乖離縮小が進めば、指数は安定方向へ向かう可能性がある。
本日は「方向を出す日」ではなく、「エネルギーを整える日」と見る。
テクニカル的にも、ボリンジャーバンド拡張後の収縮待ち。
MACDは転換待ち。
RSIは中立水準回復が焦点。
ボラティリティ管理を最優先とする。
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閉めの言葉
急落の翌日。
市場は静かに本音を出す。
恐怖は一度吐き出された。
だが安心もまだ確定していない。
値幅は語る。
乖離は警告する。
焦れば振り落とされ、待てば道は見える。
今日もまた、相場と対話するだけである。

