2026年3月6日とNF日経レバ(1570)の戦略

前日を振り返って

3月5日の東京市場は急落後の自律反発局面となった。

日経平均は始値55,204円、高値56,619円、安値54,910円、終値55,278円(+1,032円)。急落後としては大幅な反発である。

しかし内容を見ると、寄り付き直後がピークでその後は失速する典型的なショートカバー相場であった。

NF日経レバ(1570)も同様の展開である。

始値52,930円

高値53,650円

安値50,500円

終値51,160円(+1,870円)

朝方は急騰したものの、引けにかけて売り戻され、高値から約2,500円押し戻された。

これは短期筋の利益確定が強かったことを示している。

市場構造として重要なのは以下である。

■前日の乖離値

3,000円〜4,400円

■前日の値幅

2,900円

前日までの

乖離 3,600〜5,500円

値幅 4,000円

から見ると、明確にボラティリティが縮小している。

つまり市場は

パニック相場 → 調整相場

へと移行し始めている可能性がある。

ただし、高値圏を維持できなかった点は弱さでもある。

本格上昇というより、急落後のテクニカル反発と考えるのが妥当である。

寄り前情報

Screenshot

本日の東京市場は反落スタートが予想されている。

ロイターによる日経平均予想レンジは

54,000円〜54,800円

前日終値55,278円から見ると、500円〜1,200円程度の下落余地を示唆するレンジである。

外部環境はやや悪化している。

■米国株

NYダウ

47,954ドル(-1.61%)

NASDAQ

22,748(-0.25%)

S&P500

6,830(-0.56%)

特にダウは784ドル急落となり、リスクオフの色が強い。

背景は原油市場である。

WTI原油先物は**+8.5%の急騰(81ドル)**。

中東情勢の長期化懸念が再燃し、インフレと金融政策への影響が警戒されている。

さらに半導体にも逆風がある。

米政府がAI向け半導体輸出規制案を検討していると報道され、半導体株の指標であるSOX指数は下落した。

加えて本日は

米雇用統計

の発表が控えている。

機関投資家はポジションを取りづらく、様子見ムードが強まりやすい一日となる可能性が高い。

恐怖指数であるVIXは

23.75(+12.29%)

へ上昇しており、リスク回避姿勢がやや強まっている。

為替はドル円157円台で推移。急激な円高ではないが、株式市場の追い風とも言い難い状況である。

本日の戦略

日経平均の予想レンジは

54,000円〜54,800円

前日終値55,278円を基準に考えると、

利益確定売り優勢の調整日

となる可能性が高い。

ここで重要なのが、前日の値幅縮小である。

前々日値幅

4,000円

前日値幅

2,900円

つまり

急落相場 → ボラティリティ収縮

の第一段階に入っている。

この場合、市場は

・急落

・急反発

・レンジ形成

という流れを作りやすい。

したがって本日のテーマは

「押し目の確認」

である。

以上を踏まえ、1570の想定レンジを設定する。

■1570想定レンジ

49,500円〜52,000円

根拠は以下である。

・日経予想値幅 約800円

・レバレッジ2倍特性

・前日値幅2,900円

・VIX再上昇

想定シナリオは三つ。

① 寄り付き下落 → 54,000円付近反発

押し目買いが機能するパターン。最も可能性が高い。

② 寄り付きから弱い → 54,000円割れ

VIX上昇と原油高が影響するケース。リスクオフ拡大。

③ 前日高値圏へ再挑戦

ショートカバー継続。ただし可能性は低い。

基本戦略は

「追いかけない」

である。

急落相場の後は方向感が出にくく、無理なポジションはリスクが高い。

重要な観察ポイントは以下。

・55,000円を回復できるか

・54,000円の支持力

・1570の50,000円防衛

テクニカルでは

・MACD収縮

・ボリンジャーバンド収束

・出来高減少

この三つが確認されれば、次のトレンド準備段階と判断できる。

閉めの言葉

急落し、急反発した市場は、いま呼吸を整えている。

恐怖はやや後退した。

しかし安心はまだ戻っていない。

上げても続かない。

下げても崩れきらない。

それが今の相場である。

荒れ相場の後に訪れるのは、静かなレンジだ。

その静けさの中で、次のトレンドは準備される。

焦らない。

追いかけない。

そして観察する。

相場はいつも、次の物語を用意している。

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