NF日経レバ
寄り前情報

[東京 15日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、前日の米株高が支えとなり底堅い展開となる見通し。
日経平均は3万4000円台で値固めできるかが注目される。
米国の関税措置については依然として不透明感が残っている一方、だいぶ消化が進んできたとの見方も聞かれ、1日の値幅は次第に落ち着いてくるとみられている。
足元では小売企業を中心に決算発表が相次ぎ、決算を手掛かりにした個別物色もみられそうだ。
日経平均の予想レンジは3万3900円─3万4400円。
戦略
想定レンジ21,900〜22,400円。
補正値1,800円。
結果

狭いレンジの動き。
方向感なし。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 34,349 | 34,459 (34,400) | 34,266 (33,900) | 34,267 +285 |
NF日経レバ | 20,445 | 20,600 (22,400) | 20,360 (21,900) | 20,375 +325 |
反省
補正値1,800円。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
15日の日経平均は続伸。終値は285円高の34267円。米国株高を好感して、寄り付きから300円を超える上昇。高く始まった後の動意は乏しく、上げ幅を広げて34400円台に乗せると上値が重くなった一方、萎んで34200円台に入ると改めての買いが入った。後場に入っても狭いレンジでのもみ合いが継続。前引けや大引けの動きがやや弱く、3桁上昇ながら安値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5100億円。業種別では輸送用機器、ゴム製品、銀行などが上昇した一方、電気・ガス、空運、陸運などが下落した。
4月15日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,195.28億円、売り優勢金額は6,303.51億円となった。
トップニュース
菱地所が朝高後に下げ転換、20年債入札後に長期金利に上昇圧力高まり不動産株圧迫◇
$三菱地所 (8802.JP)$ が朝高後に下げに沈んだ。 $三井不動産 (8801.JP)$ や $住友不動産 (8830.JP)$ も後場は軟調に推移している。
日本の財務省が15日に実施した20年債入札は、応札倍率が2.96倍と前回(3月12日)の3.46倍から低下。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は34銭で、前回の20銭から拡大した。市場では弱めの結果となったと受け止められており、債券先物は下げ幅を拡大。長期金利への上昇圧力が高まった。これを受け、金利上昇が収益面で悪影響をもたらすと考えられている不動産株の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出たようだ。
$フジ・メディア・ホールディングス (4676.JP)$ が後場下げ幅縮小。日テレニュースは15日13時25分、同社を巡り、 $SBIホールディングス (8473.JP)$の北尾吉孝会長兼社長が、17日以降に会見する方向であることが関係者への取材で明らかになったと報じた。
$ネクセラファーマ (4565.JP)$が急騰。米ファイザー社が14日、GLP-1作動薬Danuglipronの開発を中止すると発表したことが材料。
同社では15日に公式ブログを更新。Danuglipronの開発中止により、ファイザーが臨床試験を行っているGLP-1作動薬は、同社との提携から生まれたPF-06954522のみとなったとしており、同社株も急騰している。
キッズバイオ-ストップ高 「ISCT2025 国際細胞治療学会」にて新たな大量培養法を発表へ
$キッズウェル・バイオ (4584.JP)$がストップ高。同社は14日、5月7日から10日に米国で開催される「ISCT2025 国際細胞治療学会」にて、同社子会社独自の製法によるSQ-SHEDの新たな大量培養法についての発表を行うと公表した。
日本調剤—ストップ高、特に材料表面化していないが再編観測など再燃か
$日本調剤 (3341.JP)$はストップ高。特に表面化している材料は観測されていない。直近では、一部の月刊誌が同社に「身売り説」浮上と伝え急騰した経緯もある。あらためて再編思惑などが高まっている状況とは推測されるところ。同社は調剤薬局業界第2位であり、創業者グループが過半の株を抑えている。仮に身売りとなれば、争奪戦の流れが強まるとみられている。ツルハとウエルシアの統合など、ドラッグストア業界の再編の動きなども思惑買いを後押しへ。
ククレブ-急騰 上期営業益2.6倍 CREソリューションビジネスにおける確実な成約が寄与
$ククレブ・アドバイザーズ (276A.JP)$が急騰。同社は4月14日、25.8期上期(9-2月)の連結営業利益は5.3億円(前年同期比2.6倍)だったと発表した。通期の会社計画6.5億円に対する進ちょくは81.1%。
ヴレインSが4連騰、26年2月期は営業利益連続大幅増益を見込む
$VRAIN Solution (135A.JP)$が4連騰している。14日の取引終了後に発表した26年2月期単独業績予想で、売上高32億1500万円(前期比50.0%増)、営業利益8億9000万~9億4000万円(同49.6~58.0%増)と大幅増収増益を見込むことが好感されている。
ラクトJは一時S高、第1四半期経常益43%増で上半期計画進捗率69%超
$ラクト・ジャパン (3139.JP)$が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後、25年11月期第1四半期(24年12月~25年2月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比43.3%増の15億9800万円となり、上半期計画の23億円に対する進捗率は69.5%となった。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。
その中で、 $横河電機 (6841.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.41%上昇の3014.0円だった。一方、値下がり率トップは $資生堂 (4911.JP)$ 、終値は5.86%下落の2370.0円だった。