2025年5月13日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

  [東京 13日 ロイター]

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、大幅高が想定されている。

米国と中国が追加関税の引き下げで合意したことを好感する動きが広がりそうだ。

世界的に株価が上昇する流れとなり、日本株もリスクオンの中に入ったことで、買い戻す動きが加速するとみられる。

上値の関門になるとされていた3万8000円を大きく上回り、主力銘柄を中心に全面高の様相を呈するという。

    日経平均の予想レンジは3万8000円─3万8800円。

戦略

想定レンジ24,900〜25,700円。

結果

寄り早々に高値を引き付け、その後緩やかな下落レンジ。

始値高値安値終値
日経22538,14938,494
(38,800)
38,124
(38,000)
38,183
+539
NF日経レバ25,58525,600
(25,700)
25,225
(24,900)
25,225
+685

反省

強い展開も上値伸びず、12,900円にズレ縮まる。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

13日の日経平均は大幅に4日続伸。終値は539円高の38183円。貿易協議で米国と中国に歩み寄りが見られたことから、12日の米国市場ではダウ平均が4桁の上昇。為替市場で円安(ドル高)が進んだことも支援材料となり、寄り付きから500円を超える上昇となった。

38100円台からスタートして、38400円台までは一気に駆け上がった。38500円は超えられず、買い一巡後は上げ幅を縮小。38200円辺りでは値動きが落ち着き、10時以降は動意が乏しくなった。後場もこう着感の強い地合いが続いたが、終盤にかけてはやや上げ幅を縮小。500円を超える上昇となったものの、大引けが後場の安値となった。

東証プライムの売買代金は概算で6兆0100億円。大きな動きが出てくる中で商いは膨らんだ。業種別では海運、医薬品、倉庫・運輸などが上昇した一方、水産・農林、建設、石油・石炭などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

5月13日の東証プライム市場では、買い優勢金額は1.06万億円、売り優勢金額は1.04万億円となった。

トップニュース

外為サマリー:147円80銭台で推移、日米為替協議の検討と伝わり上値圧迫

米国と中国が12日、貿易協議の結果として双方が追加関税に関し115%引き下げることで合意した。また、引き下げた関税の一部について90日間、停止することが明らかになった。これを受けたドル高・円安は13日の東京時間において一服する形となった。国内の輸出企業による円買い観測がドル円の重荷となり、一時1ドル=147円60銭台まで下落した。加藤勝信財務相がベッセント米財務長官と、来週の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で為替に関して協議することを検討していると表明したことも、ドル売り・円買いを促す要因となった。もっとも日経平均株価が3万8000円台に乗せるなど、株高が進行するなかで、ドル円の下値を探る姿勢は限られた。

フジクラ-後場マイナス転換 今期営業益10%減見込む 前期は95%増

 $フジクラ (5803.JP)$ が後場マイナス転換。同社は13日14時、26.3期通期の連結営業利益予想を1220億円(前期比10.0%減)に、年間配当予想を130円(前期は100円)にすると発表した。市場コンセンサスは1503億円。為替や米国関税政策の影響を受けるものの、情報通信事業部門ではデータセンタ向けの需要が引き続き伸長する見通し。25.3期通期の連結営業利益は1355億円(前の期比95.0%増)だった。

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フジクラ、今期経常は8%減益、前期配当を20円増額・今期は30円増配へ

住友ファーマ-後場上げ幅縮小 今期営業益88%増見込むも材料出尽くし

 $住友ファーマ (4506.JP)$ が後場上げ幅縮小。同社は13日13時に、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を540億円(前期比87.5%増)にすると発表した。市場コンセンサスは426億円。減収により売上総利益は減少を見込むものの、事業構造改善の効果や為替影響等による販管費ならびに研究開発費の減少や、その他としてアジア事業譲渡による利益などを見込んでいる。

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三井E&S-後場上げ幅拡大 今期営業益4%増見込む 前期は計画上振れ

 $三井E&S (7003.JP)$ が後場上げ幅拡大。同社は13日14時30分、26.3期通期の連結営業利益予想を240億円(前期比3.8%増)に、年間配当予想を30円(前期は20円)にすると発表した。市場コンセンサスは197億円。

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三菱ケミカルG-後場急騰 今期営業益44%増見込む 自社株買いも発表

 $三菱ケミカルグループ (4188.JP)$ が後場急騰。同社は13日14時、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を2020億円(前期比43.6%増)だと発表した。市場コンセンサスは2974億円。なお、株価は同日発表した自社株買いを好感した買いが優勢となっている。

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古河電が後場に一時S高、データセンター関連製品好調で今期最終利益8%増を計画

 $古河電気工業 (5801.JP)$ が後場に入り一時ストップ高の水準となる前営業日比700円高の5620円に買われた。13日午後2時、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比微減の1兆2000億円、最終利益は同7.9%増の360億円を見込む。増益予想を示したことを受け、安心感が広がったようだ。

ヤマハ発動機-後場マイナス転換 1Q営業益44%減 二輪販売減や販管費増加が響く

 $ヤマハ発動機 (7272.JP)$が後場マイナス転換。同社は13日13時、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は436億円(前年同期比44.1%減)だったと発表した。市場コンセンサスは656億円。ベトナムやブラジルにおける二輪車の販売台数が減少した。コア事業の研究開発費や人件費の増加なども響いた。通期の営業利益見通しは2300億円(前期比26.7%増)を据え置いた。

KOKUSAI-後場マイナス転換 今期営業益4%減見込む 前期は67%増

 $KOKUSAI ELECTRIC (6525.JP)$ が後場マイナス転換。同社は13日14時30分に、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を492億円(前期比4.1%減)に、年間配当予想を36円(前期は37円)にすると発表した。市場コンセンサスは498億円。

NTT-3日ぶり反落 デバイスの装着なしに超音波で空中にリアルな触感を創出する新技術を考案

 $日本電信電話 (9432.JP)$ が3日ぶり反落。同社は13日に、超音波を皮膚に集中させることで生まれる強い力の感覚に特定の周波数の振動を加えることで、何もない空中に力強く多彩な触り心地を提示する新技術を考案したと発表した。

石油資源開発-後場マイナス転換 今期最終益63%減見込む 実質減配見通しも発表

 $石油資源開発 (1662.JP)$ が後場マイナス転換。同社は13日14時、26.3期通期の連結純利益予想を300億円(前期比63.0%減)にすると発表した。年間配当予想は40円(1:5の株式分割を考慮すると200円、前期は分割前換算で275円)で実質減配となる見通し。

INPEX-後場上げ幅縮小 通期営業益を下方修正 1Qは15%減

 $INPEX (1605.JP)$ が後場上げ幅縮小。同社は13日15時に、25.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の1兆1060億円から9160億円(前期比28.0%減)に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは1兆0559億円。

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INPEX、今期最終を9%下方修正

ホンダ、今期最終は70%減益、2円増配へ

 $本田技研工業 (7267.JP)$ が5月13日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益は前の期比24.5%減の8358億円になり、26年3月期も前期比70.1%減の2500億円に大きく落ち込む見通しとなった。

サンリオ、今期経常は14%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ

 $サンリオ (8136.JP)$ が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比89.1%増の534億円に拡大し、26年3月期も前期比13.6%増の607億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。

北洋銀、前期経常が上振れ着地・今期は24%増益、前期配当を3円増額・今期は7円増配へ

 $北洋銀行 (8524.JP)$ が5月13日後場(14:00)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比50.9%増の280億円に拡大し、従来予想の244億円を上回って着地。26年3月期も前期比24.0%増の348億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収、3期連続増益になる。

住友電気工業-後場上げ幅拡大 今期営業益14%減見込む 前期は大幅に計画上振れ

 $住友電気工業 (5802.JP)$ が後場上げ幅拡大。同社は13日15時、26.3期通期の連結営業利益予想を2750億円(前期比14.2%減)に、年間配当予想を100円(前期は97円)にすると発表した。市場コンセンサスは2953億円。

日産自動車-3日続伸 国内で一部工場の稼働停止へ 経営再建に向け過剰生産解消=日経

 $日産自動車 (7201.JP)$ が3日続伸。日本経済新聞電子版は13日14時09分、同社が経営再建に向けて、国内で一部工場の稼働を停止する方針を固めたと報じた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は全般的に上昇し、市場センチメントは改善している。その中で、 $古河電気工業 (5801.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は13.84%上昇の5601.0円だった。

一方、値下がり率トップは $シャープ (6753.JP)$ 、終値は13.31%下落の812.6円だった。

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