2025年5月14日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 14日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もち合いが想定されている。

関税についての米中合意を受けた好地合いが継続するとみられるものの、3万8000円を超えると戻り売りが警戒され、これまでのような軽快な上昇は見込みにくいという。

物色面では、ドル高/円安基調を手掛かりに輸出関連株が中心に買われ、全体的には値固めとなりそうだ。

    日経平均の予想レンジは3万8000円─3万8500円。

戦略

想定レンジ補正値込み25,000〜25,500円。

結果

上値は予想通りだが、下値は大きく下掘った。その後半値戻し。

始値高値安値終値
日経22538,19938,325
(38,500)
37,851
(38,000)
38,128
△55
NF日経レバ25,38025,445
(25,500)
24,775
(25,000)
25,130
△95

反省

12,900〜13,100円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

14日の日経平均は5日ぶり反落。終値は55円安の38128円。まちまちの米国株を受けて小高く始まり、一時上げ幅を3桁に広げたものの、早々に失速してマイナス転換。半導体株を中心に大型グロース株は強かった一方、それ以外の多くの銘柄は弱く、しばらく下値模索が続いた。300円超下げて37800円台に入ったところで売りは一巡。後場に入って13時を過ぎた辺りからは下げ幅を縮めた。終盤には前日終値近辺まで値を戻す場面もあり、38000円を上回って取引を終了。TOPIXは14日ぶりに反落した。

東証プライムの売買代金は概算で5兆4400億円。業種別では銀行、証券・商品先物、鉱業などが上昇した一方、輸送用機器、医薬品、精密機器などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

5月14日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,963.72億円、売り優勢金額は9,591.37億円となった。

トップニュース

ソフトバンクGが4連騰、4期ぶり最終黒字確保にポジティブな反応

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が4連騰。同社は13日の取引終了後、25年3月期の連結決算を発表した。売上高は前の期比7.2%増の7兆2437億5200万円、最終損益は1兆1533億3200万円の黒字(前の期は2276億4600万円の赤字)となった。最終黒字は4期ぶりとなり、株価はポジティブな反応をみせている。

東レ-後場下げ幅拡大 今期最終益5%増見込むもコンセンサス下回る

 $東レ (3402.JP)$ が後場下げ幅拡大。同社は14日12時30分、26.3期通期の連結純利益(IFRS)予想を820億円(前期比5.2%増)に、年間配当予想を20円(前期は18円)にすると発表した。市場コンセンサスは1100億円。

25.3期通期の連結純利益は779億円(前の期比3.6倍)だった。繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料セグメントが堅調に推移。特に機能化成品セグメントは、樹脂事業は中国市場などの需要回復、フィルム事業は前期の在庫調整からの需要回復・拡大を主因に大幅な増益となった。

なお、株価は今期見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

IHIとサンリオは高く、安川電とエプソンは下落、MSCIの定期入れ替えで明暗◇

 $IHI (7013.JP)$ と $サンリオ (8136.JP)$ が高く、 $安川電機 (6506.JP)$ と $セイコーエプソン (6724.JP)$ は安い。

日本時間の14日早朝にMSCIの定期入れ替えが発表された。今回の見直しではIHIとサンリオが新規採用され、安川電とエプソンは除外された。MSCIの入れ替えにより関連銘柄の明暗が分かれた格好だ。サンリオは13日に決算と中期経営計画のアップデートなども発表している。5月30日の取引終了後に入れ替えが実施される。

SUBARUが下げ幅を拡大、25年3月期は13%営業減益で着地

 $SUBARU (7270.JP)$ が後場下げ幅を拡大している。午後1時ごろに発表した25年3月期連結決算が、売上高4兆6857億円(前の期比0.4%減)、営業利益4053億800万円(同13.4%減)、純利益3380億6200万円(同12.2%減)と2ケタ減益で着地したことが嫌気されている。

三井金属鉱業-急騰 今期営業益44%減見込むも増配や固体電解質の生産能力向上実施を好感

 $三井金属鉱業 (5706.JP)$ が急騰。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を420億円(前期比43.8%減)に、年間配当予想を195円(前期は180円)にすると発表した。市場コンセンサスは507億円。

出光興産-急落 今期営業益77%減見込む 前期は53%減

 $出光興産 (5019.JP)$ が急落。同社は13日、26.3期通期の連結営業利益予想を370億円(前期比77.2%減)に、年間配当予想を36円(前期と同額)にすると発表した。原油価格下落に伴うタイムラグ及び在庫影響、石炭価格の下落影響などにより、大幅な減益を見込んでいる。市場コンセンサスは1912億円。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ネクソン (3659.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は16.88%上昇の2648.5円だった。

一方、値下がり率トップは $出光興産 (5019.JP)$ 、終値は7.72%下落の859.1円だった。

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