NF日経レバ
寄り前情報

[東京 22日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続落が想定されている。
米国市場で長期金利が急上昇し株安となったことを嫌気する動きが優勢になりそうだ。
日米財務相会談を経てドル/円が円安方向となっていることは、下支えになるとみられる。
日経平均の予想レンジは3万6700円─3万7000円。
戦略
想定レンジ補正値込み23,500〜23,900円。
結果

続落相場の中、レンジ内での動き。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 36,931 | 37,100 (37,000) | 36,855 (36,700) | 36,931 △313 |
NF日経レバ | 23,535 | 23,775 (23,900) | 23,425 (23,500) | 23,600 △430 |
反省
ロイター100円の誤差。13,300〜13,400円のズレに拡大。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
22日の日経平均は大幅続落。終値は313円安の36985円。21日の米国では20年国債入札の不調を受けて長期金利が上昇し、ダウ平均は800ドルを超える下落となった。これらを嫌気して大幅安スタート。寄り付きから節目の37000円を割り込んだ。場中は下げ幅を400円超に広げて36800円台に入ってくると押し目買いが入った一方、37000円を超えてくると上値が重くなった。37000円近辺でもみ合う時間が長く、終値では37000円を下回った。
東証プライムの売買代金は概算で4兆0900億円。業種別では非鉄金属、海運、医薬品などが上昇した一方、空運、石油・石炭、輸送用機器などが下落した。
5月22日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,881.76億円、売り優勢金額は7,712.6億円となった。
トップニュース
【要人発言】日銀審議委員「国債購入方針はより長期的な視点から検討する必要」
野口日銀審議委員
「2026年4月以降の国債購入方針はより長期的な視点から検討する必要」
「バランスシートの縮小は十分な時間をかけて進めていくことが可能であり、それが市場の安定にとっても望ましい」
「金融政策運営の基本スタンスは『上下リスクを含む経済状況の進展を注意深く確認しつつ、慎重に政策調整を進めていく』というものになるはず」
「今後も物価の基調が2%近傍で安定しつつあることを慎重に見極めつつ、政策金利を調整していく」
「その調整においては、ほふく前進的なアプローチが重要と考える」
「政策金利を一段階引き上げるごとに相応の時間をかけてその経済への影響を確認」
gumi-ストップ高買い気配 暗号資産関連が幅広く買われる Speeeなども高い
$gumi (3903.JP)$がストップ高買い気配。暗号資産関連として買われている。
足元でビットコインが最高値を更新しており、きょうは $メタプラネット (3350.JP)$などの代表格に買いが殺到し寄り付いていない。同社は2月10日に10億円の暗号資産(ビットコイン)を購入すると発表しており、購入期間は2月~5月を予定している。同社についても暗号資産関連銘柄として買いが集まり、10時台にストップ高を付けている。
$トヨタ自動車 (7203.JP)$が続落。円高進行が嫌気されている。日米財務相会談でドル高是正などは発表されず、朝方にドル円は一時144円台へ円安が進んだ。一方、市場では依然として米国がドル高を懸念しているとの声も根強く、再び143円台に円高が進行。一時143.1円台を付ける場面がみられた。
円高が進んでいることを受け、為替感応度の高い自動車株が軟調に推移している。 $SUBARU (7270.JP)$ 、 $マツダ (7261.JP)$ なども安い。
古河電が急騰、中計進捗説明会資料を公表しデータセンター向け成長期待の買いを誘発
$古河電気工業 (5801.JP)$が急騰している。同社は21日、26年3月期を最終年度とする中期経営計画の進捗に関する説明会を開き、資料をホームページ上に公開した。企業価値向上の取り組みは前進し、経営数値目標に関する進捗状況は順調だとしたうえで、データセンター市場での収益拡大を進める方針を示した。製造業全般にトランプ関税による悪影響が警戒されるなか、データセンター関連の製品需要の拡大基調は続くといった投資家の期待を高める方向に作用し、買いを誘発することとなったようだ。
IMVが続急騰で青空圏飛翔、原発や防衛関連案件の獲得進み国策銘柄として脚光◇
$IMV (7760.JP)$が続急騰で連日の上場来高値更新。前日に続く大陽線を示現し196円高の1940円まで駆け上がる場面があった。自動車業界向けを中心とする振動試験装置や電磁波対応のEMC試験装置の製造及び受託サービスで抜群の競争力を誇る。これらのサービスは原発向けでも断トツの実績を持つほか、防衛産業向けの設備投資需要を取り込むことにも成功しており、防衛力増強をテーマとした国策銘柄の一角にも位置付けられる。
日本電気硝子-6日続落 大型TGVガラスコア基板の新製品を開発
$日本電気硝子 (5214.JP)$が6日続落。同社は22日、次世代半導体パッケージ向け基板材料として、レーザー改質・エッチング加工に対応した大型TGV(Through Glass Vias)ガラスコア基板と、CO2レーザー加工に対応した大型TGVガラスコア基板を新たに開発したと発表した。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $古河電気工業 (5801.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は11.33%上昇の6238.0円だった。
一方、値下がり率トップは $京成電鉄 (9009.JP)$、終値は10.87%下落の1365.5円だった。