2025年6月4日デイトレ

NF日経レバ

[東京 4日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含むと想定されている。

米国市場で米中貿易交渉への進展期待から株高となったことが支援する。

ドル/円が円安方向に振れたことは投資家心理の好転につながりそうだ。

一方、週後半に予定される日米貿易交渉や米雇用統計の発表を前に、買い一巡後は手掛けにくさも意識されるとみられる。

    日経平均の予想レンジは3万7500円─3万8000円。

    日経平均は前日までの3日続落で1000円近く下落しており、市場では「自律反発を期待した買いが先行しそうだ」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との見方が聞かれる。

    ドルが144円付近に上昇していることは、輸出関連株を中心に追い風となるほか、米国市場での半導体株高は国内の関連株を支援するとみられる。

    一方、米関税政策の経済に対する悪影響への懸念はくすぶる。「ある程度の景気減速は織り込まれているが、試金石となる米雇用統計の発表も控えており、主力株の上値は買いにくい」(いちよしAMの秋野氏)という。

    経済協力開発機構(OECD)は3日に公表した最新の経済予測で、トランプ政権の貿易戦争により米経済が大きな打撃を受けているとし、世界経済見通しを下方修正した[nL6N3S60FH]。

    きょうは米国で5月ADP全米雇用報告、5月ISM非製造業景況指数、地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表がある。このほか、米国による鉄鋼アルミ関税の50%への引き上げが発動する見通し。

    前日の米国市場では、株価の主要3指数が続伸して取引を終えた。米国と貿易相手国の通商協議が待たれる中、エヌビディア<NVDA.O>などの半導体株が上昇した。

戦略

想定レンジ補正値込み 24,300〜24,800円

結果

Screenshot

ボラティリティの激しい値動き。

始値高値安値終値
日経22537,68637,868
(38,000)
37,672
(37,500)
37,747
+300
NF日経レバ24,53024,735
(25,800)
24,510
(24,300)
24,570
+350

反省

ボラティリティ激しい割に値幅の狭い展開。

13,100円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比300.64円高の37747.45円、東証株価指数(TOPIX)が14.02ポイント高の2785.13で終了した。

米国株高を受けて、寄り付きから200円を超える上昇。開始直後には上げ幅を400円超に広げた。買い一巡後は伸び悩んだものの、終日高い位置をキープ。序盤で売り買いをこなした後は、狭いレンジでもみ合う時間が長かった。

業種別では33業種中26業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、石油・石炭、パルプ・紙、保険業が続いた。値下がり上位にはゴム製品、不動産業、金属製品が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

6月4日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,251.99億円、売り優勢金額は7,232.13億円となった。

トップニュース

債券:国債買いオペ、「残存期間10年超25年以下」の応札倍率2.84倍

日銀は4日、国債買いオペを実施。応札倍率は「残存期間1年以下」が4.80倍、「同1年超3年以下」が2.10倍、「同3年超5年以下」が3.20倍、「同10年超25年以下」が2.84倍となった。

SUBARUとマツダが軟調推移、5月の米国新車台数2ケタ減を嫌気

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任天堂-4日ぶり反発 スイッチ2、あす発売で期待買い 一時3.6%高

 $任天堂 (7974.JP)$が4日ぶり反発。家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2」が5日に発売されることが手掛かり。市場関係者からは会社計画を上回る販売台数を予想する声などもあり、期待感から買いが入っている。株価は朝方に前日比3.6%高となる場面が見られた。

売れるGが反発、ウィルゲートと戦略的業務提携を締結

 $売れるネット広告社グループ (9235.JP)$が反発している。3日の取引終了後、子会社である売れるD2C業界M&A社が、M&A事業やコンテンツマーケティング事業を展開するウィルゲート(東京都港区)とD2C業界に特化した戦略的業務提携を締結したと発表しており、好材料視されている。

D2Cに強みを持つ売れるGと成長支援に強みを持つウィルゲートの連携により、実需ドリブンかつ成果直結型のM&A支援スキームを本格稼働するとしている。なお、同件が業績に与える影響は現時点では軽微としている。

三井住友FG-3日ぶり反発 SBIと新会社 オリーブで資産運用助言=日経

 $三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$が3日ぶり反発。4日付の日本経済新聞朝刊は、同社が $SBIホールディングス (8473.JP)$と共同出資会社をつくり、個人に資産運用の助言を手掛ける新たなサービスを始めると報じた。

記事によると、同社の個人向け金融サービス「Olive(オリーブ)」で一人ひとりの資産形成に合った運用の相談に乗るという。オリーブの証券サービスはかねての提携先であるSBI証券に限られてきたが、今回の提携でSMBC日興証券の助言も受けられるようになるとしている。

古河電気工業-大和が目標株価引き上げ データセンタ需要による成長シナリオ明確化

 $古河電気工業 (5801.JP)$が大幅高。大和証券では、データセンタ需要による成長シナリオが明確化と評価。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を7400円→8500円に引き上げた。

大林組-SMBC日興が目標株価引き上げ 自己株式取得の追加実施に注目

 $大林組 (1802.JP)$が反発。SMBC日興証券では、自己株式取得の追加実施に注目。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2450円→2550円と引き上げた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $古河電気工業 (5801.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は6.31%上昇の7206.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ヤマトホールディングス (9064.JP)$、終値は1.83%下落の1960.5円だった。

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