NF日経レバ
寄り前情報
[東京 10日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、もみ合いが見込まれている。
米半導体株の上昇や、外国為替市場での円安基調の継続が支えになる一方、米中の閣僚級貿易協議の結果を見極めたいムードは強く、積極的な売買は手控えられそうだ。
関連報道には目配りが必要になる。
日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8300円。
戦略
想定レンジ補正値込み24,800〜25,300円。
結果

昨日上昇しきれなかった余力で上げ、後場行ってこいの相場展開。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,278 | 38,495 (38,300) | 38,139 (37,900) | 38,211 +122 |
NF日経レバ | 25,250 | 25,545 (25,300) | 25,080 (24,800) | 25,135 +125 |
反省
レンジ幅想定通りだか、200円上振れ。
13,000〜13,100円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比122.94円高の38211.51円、東証株価指数(TOPIX)が0.83ポイント高の2786.24で終了した。
まちまちかつ小動きの米国株を受けても3桁上昇スタート。10時近辺でドル円が円安に振れると、好反応を示して上を試しにいった。38400円台に乗せて高値圏で前場を終えると、後場のスタート直後には上げ幅を400円超に拡大。
ただ、節目の38500円に迫ったところでは買いが続かなくなった。しばらくもみ合った後、14時台にドル円が円高に振れたところで急失速。上げ幅を2桁に縮める場面もあったがそこでは盛り返し、3桁の上昇で取引を終えた。
業種別では33業種中19業種が値上がり。1位は海運業で、以下、精密機器、鉱業、医薬品が続いた。値下がり上位には保険業、倉庫・運輸、銀行業が並んだ。
6月10日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,848.87億円、売り優勢金額は7,468.05億円となった。
トップニュース
【要人発言】日銀総裁「基調的な物価が2%に近づく確度が高まれば、引き続き利上げ」
植田日銀総裁によると、
「利下げで経済を追加的に刺激する余地は限られている」
「基調的な物価上昇率はまだ2%に少し距離がある」
「基調的な物価が2%で推移していくように、緩和環境を維持している」
「基調的な物価が2%に近づく確度が高まれば、引き続き利上げ」
ブルーイノベーション-ストップ高買い気配 トランプ米大統領がドローン関連の大統領令に署名
$ブルーイノベーション (5597.JP)$がストップ高買い気配。トランプ米大統領が6日、米国のドローン(無人機)に関する能力強化に向けた複数の大統領令に署名した。ドローンに関連する大統領令は2つあり、1つは対ドローン能力の向上を目的としたもの。もう一つはドローンや空飛ぶタクシーなど新技術の国内市場を後押しする内容となっている。
これを受けて9日の米国市場では、「空飛ぶクルマ」を開発する $ジョビー・アビエーション (JOBY.US)$が14%高。ドローン開発を行う $ドラッグアンフライ インク (DPRO.US)$は12%高、サーソフトウェアを手がける $エージーイーグル・エアリアル・システムズ (UAVS.US)$は19%高と関連銘柄が買われた。10日の東京市場においてもドローン関連が買われておる。
関連銘柄: $Terra Drone (278A.JP)$、 $Liberaware (218A.JP)$など。
電通G-みずほが目標株価引き下げ 競争環境など考慮するとカタリストに乏しい
$電通グループ (4324.JP)$がもみ合い。みずほ証券では、経営基盤の再構築には注目も、競争環境や顧客側の需要を考慮するとカタリストに乏しいと指摘。投資判断は「中立」を継続し、目標株価を3400円→3100円に引き下げた。
双葉電子-新高値 トランプ氏がドローン関連の大統領令署名 ACSLなども高い
$双葉電子工業 (6986.JP)$が新高値。トランプ米大統領が6日に、米国のドローン(無人機)に関する能力強化に向けた複数の大統領令に署名したことが材料視されている。
これを受け、東京市場においてもドローン関連銘柄が買われる展開。産業用ドローンを手がける同社は年初来高値を更新し10%近い上昇率となっている。
関連銘柄: $ACSL (6232.JP)$など。
INPEXが3日続伸、WTI価格は2カ月ぶり高値に上昇を好感
$INPEX (1605.JP)$が3日続伸。9日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比0.71ドル高の1バレル=65.29ドルと上昇した。一時65.43ドルと4月上旬以来、2カ月ぶりの高値をつけた。米中閣僚級協議が開かれるなか、両国の貿易摩擦が緩和すれば原油需要は増加するとの期待が膨らんでいる。
関連銘柄: $石油資源開発 (1662.JP)$、 $ENEOSホールディングス (5020.JP)$など。
$コア (2359.JP)$が反発。同社は10日11時30分、 $KDDI (9433.JP)$系のKDDIスマートドローンが推進する日本全国の企業とのパートナーシップネットワーク「KDDIスマートドローンパートナーズ」に参画したと発表した。
東京電力HD-4日ぶり反発 柏崎刈羽原子力発電所6号機に係る試験使用承認
$東京電力ホールディングス (9501.JP)$が4日ぶり反発。同社は10日に、原子力規制委員会より、原子炉を起動する前までに行う使用前事業者検査を含む設備の健全性確認に向けて、安全対策設備の試験使用の承認を受けたと発表した。
サンリオ-SBIが目標株価引き上げ マーケティング奏功しEvergreenなIP化進む
$サンリオ (8136.JP)$が大幅続伸。SBI証券では、マーケティングが奏功しEvergreenなIP化が進むと予想。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を7770円→9420円に引き上げた。
ネクソンが3日続伸、「ARC Raiders」を10月30日にグローバル配信
$ネクソン (3659.JP)$が3日続伸している。9日の取引終了後、スウェーデン子会社が手掛ける新作ゲーム「ARC Raiders」が10月30日にグローバル配信を開始すると発表しており、好材料視されている。
シンバイオが高い、悪性リンパ腫対象の「ブリンシドフォビル」の国際共同治験で1例目の患者登録
$シンバイオ製薬 (4582.JP)$が高い。同社は10日、悪性リンパ腫を対象とした注射剤「ブリンシドフォビル」の国際共同臨床試験について、国内で1例目の患者登録を完了したと発表。新薬開発の前進を好感した買いが株価の支えとなったようだ。今後、香港やシンガポールにおいても患者登録を始め、今年末に向けて計画通り15症例の登録を進める方針を示している。
任天堂-3日ぶり反落 「ゼルダの伝説」の実写映画の公開を延期
$任天堂 (7974.JP)$が3日ぶり反落。同社の宮本茂代表取締役フェローは9日、X(旧ツイッター)で人気ゲーム「ゼルダの伝説」の実写映画の公開を2027年5月7日に延期すると明らかにした。これまでは公開日を同年3月26日としていた。
宮本氏は「制作上の都合で変更する。十分な時間をとって良いものに仕上げたい」とコメントした。
JX金属-大幅続伸 豪州ミネラルサンド鉱床開発プロジェクトの権益取得へ
$JX金属 (5016.JP)$が大幅続伸。同社は9日、オーストラリアの鉱山会社であるリソーシズが進めている豪州ミネラルサンド鉱床の開発プロジェクト参画に向けた契約を締結したと発表した。
契約では、段階的に合計2000万豪ドル(約18.5億円)を拠出して権益を5%取得する。追加拠出500万豪ドル(約4.6億円)および権益転換付ローンとして500万豪ドル拠出する可能性がある。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $住友ファーマ (4506.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は8.78%上昇の904.0円だった。
一方、値下がり率トップは $東京瓦斯 (9531.JP)$、終値は3.84%下落の4735.0円だった。