NF日経レバ
寄り前情報

見通し
[東京 24日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含みが想定されている。
トランプ米大統領が23日、イスラエルとイランの間で停戦合意が成立したと交流サイト(SNS)に投稿したことを受け、中東情勢への懸念が後退。
前日の米国株高も好感され、地合いは好転することになりそうだ。
ただ、ドル高/円安の動きが反転したことから、買い一巡後は伸び悩みも想定されるという。
トランプ米大統領が「イスラエルとイランの間で12時間の完全かつ全面的な停戦が合意された。
その時点で戦争は終結したと見なされる」と、自身のSNSへ投稿。
前日の米国株式市場は上昇していたが、これを受けて時間外取引で米主要3指数の先物が上値を追っていることを受け、日本株も不安感が後退するとみられる。
さらなる急騰が懸念されていた原油価格も急反落しており、これも好感されそう
だ。
ただ、為替市場では、これまで株価を支えていたドル高/円安の動きが収まっており
、再び円高に振れる展開となると、上値が抑えられる可能性もある。
市場では「軍事力の差から長引くとは思えなかったが、実際に停戦合意となった
ことでムードが明るくなりそうだ。反発すると上値の重さが警戒されるようになるため、
当面は3万8500円が意識される動きになるとみられる」(東洋証券・ストラテジスト
の大塚竜太氏)との声が聞かれた。
23日の米国株式市場は上昇して取引を終えた。
連邦準備理事会(FRB)のボウマン副議長の次回会合で利下げを支持するとの発言が、中東情勢の混乱激化を巡る不透明感を相殺した。
主要株価3指数は軒並み上昇。
S&P一般消費財<.SPLRCD>が上げをけん引した。
米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>が堅調に上げた。
きょうのスケジュールでは、住宅価格指数、S&Pケース・シラー米住宅価格指
数、消費者信頼感指数などが注目されそうだ。
国内では日本製鉄<5401.T>や日産自動車<7201.T>の株主総会が予定されている。
日経平均の予想レンジは3万8400円─3万8800円。
戦略
想定レンジ補正値込み25,400〜25,800円
結果

寄りからの高騰からの落ち着きを取り戻してからの下落で落ち着く。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,779 | 38,990 (38,800) | 38,666 (38,400) | 38,790 +436 |
NF日経レバ | 26,005 | 26,175 (25,800) | 25,740 (25,400) | 25,875 +526 |
反省
12,800〜12,900円のズレ。
ロイター、想定とも振り切る高値。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比436.47円高の38790.56円、東証株価指数(TOPIX)が20.17ポイント高の2781.35で終了した。
米国株が上昇した上に、朝方にイスラエルとイランが停戦で合意したとトランプ大統領が自身のSNSに投稿したことから、中東の地政学リスクが大きく後退。寄り付きから400円を超える上昇となった。
600円超上昇して節目の39000円に迫ったところで買いが一巡し、高値は早い時間につけた。ただ、そこから値を消しても、38700円を割り込むと改めての買いが入った。400円を超える上昇で前場を終えると、後場は様子見姿勢が強まり、狭いレンジでのもみ合いに終始した。
業種別では33業種中20業種が値上がり。1位は非鉄金属で、以下、空運業、証券・商品、その他製品が続いた。値下がり上位には鉱業、石油・石炭、不動産業が並んだ。
6月24日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,735.24億円、売り優勢金額は7,847.77億円となった。
トップニュース
メタプラネット-大幅安 米国子会社へ追加出資 きょうから新株予約権の行使可能に
$メタプラネット (3350.JP)$が大幅安。同社は24日13時40分、子会社であるMetaplanet Treasury Corporation(米国)に対して、50億米ドルを上限とする追加出資を行うと発表した。
同社は前述した新株予約権が前日23日に割り当てられ、きょう24日から行使可能となっている。そのため、行使による需給悪化懸念もあり、売りが優勢だ。
村田製作所-4日ぶり反発 産業機器向けデジタル3軸MEMS加速度センサSCA3400シリーズを開発
$村田製作所 (6981.JP)$が4日ぶり反発。同社は24日、長期使用時のセンサ出力変動値(オフセットライフタイムドリフト)が0.5mg(ミリ重力加速度)以下と業界トップクラスの性能を持つ産業機器向けデジタル3軸MEMS加速度センサ「SCA3400シリーズ」を開発したと発表した。
$日立製作所 (6501.JP)$が4日ぶり反発。同社は24日、JTB(東京都品川区)と、観光DX推進に向けた新たなサービス提供において共創を開始することで合意したと発表した。
第一弾の取り組みとして、香川県小豆島において8月1日より生体認証などを活用したデジタルチケットによる新たな周遊企画券サービス「tebu-Ride PASS」の実証実験に取り組むとしている。
日産自動車-4日続落 株主の不信払拭は遠く 2025年4~6月は2000億円の営業赤字に=日経
$日産自動車 (7201.JP)$が4日続落。同社が24日に、横浜市内で定時株主総会を開き、イバン・エスピノーサ社長を取締役にするなど新経営陣を選任するとともに、2025年4~6月期の連結営業損益は2000億円の赤字(前年同期は9億9500万円の黒字)になる見通しだと明らかにした。
川崎重工業-後場上げ幅拡大 31年3月期に売上高4割増 防衛装備・北米四輪がけん引=日経
$川崎重工業 (7012.JP)$が後場上げ幅拡大。同社が2031年3月期に売上高にあたる連結売上収益(国際会計基準)を25年3月期(2兆1293億円)の1.4倍の3兆円に伸ばす方針だ。
財務担当の山本克也副社長が日本経済新聞の取材に対し「30年ごろに(売上収益を)3兆円レベルまでは持っていきたい」と明らかにした。
SBIHD-大幅続伸 出資先の米サークルの株価が高騰 公開価格比で8倍超える
$SBIホールディングス (8473.JP)$が大幅続伸。米ドル建てステーブルコインUSDCを発行する $サークル・インターネット・グループ (CRCL.US)$については、米上院によるステーブルコイン規制法案の可決を受け大きく上昇。きのうも9%超上昇し、6月5日の上場以降、株価は8倍超になっている。
同社は9日に5000万ドル相当のサークル株式を取得したと発表しており、出資先の株価上昇を手掛かりに同社も買われる展開となっている。
関連銘柄: $Speee (4499.JP)$など。
SBI証券は23日付で、 $本田技研工業 (7267.JP)$の投資判断を「買い」から「中立」に格下げした。目標株価は2000円から1400円に減額した。今必要なのは四輪・二輪車部門の分社化と、 $日産自動車 (7201.JP)$との提携と指摘している。
$伊藤忠商事 (8001.JP)$は24日、バディ企画研究所(バディ、東京都世田谷区)と業務提携したと発表した。伊藤忠では今回提携で、バディの強みである「スポーツ活動を軸とした教育ノウハウ」と、総合商社として同社が有する「幅広い産業分野における事業ノウハウ、経営・資本力」を掛け合わせ、スポーツ・教育領域の更なる成長産業化、さまざまな社会課題の解決を目指すという。
マイクロアドは新値追い、ANAと提携しインバウンドプロモーションサービス強化
$マイクロアド (9553.JP)$が大幅に4日続伸し、新値追いとなっている。同社はきょう、 $ANAホールディングス (9202.JP)$傘下の全日本空輸と提携したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。
ispace-反落 ミッション2の技術要因分析を発表 ハードウェア異常が着陸未達要因
$ispace (9348.JP)$が反落。同社は24日、Mission2“SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(以下、ミッション2)のフライトデータの解析を完了した結果、「レーザーレンジファインダー(以下、LRF)のハードウェア異常」が着陸未達の技術的要因であることを特定したと発表した。
改善策として、「LRFを含む着陸センサの検証戦略・計画の見直し」、「LRFを含む着陸センサの選定・構成・運用の見直し」を実施する方針という。
日経225の構成銘柄は全般的に上昇し、市場センチメントは改善している。その中で、 $レーザーテック (6920.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は13.30%上昇の18355.0円だった。
一方、値下がり率トップは $INPEX (1605.JP)$、終値は6.79%下落の2003.0円だった。