NF日経レバ
寄り前情報

[東京 2日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続落が想定されている。
トランプ米大統領が米国との貿易協定交渉期限である7月9日の延長は考えていないと述べた上で、さらなる関税を課する可能性も示唆しており、警戒感による売りが先行するとみられている。
日経平均の予想レンジは3万9400円─3万9900円。
前日の米国株式市場ではハイテク株が売られ、外為市場ではドル安/円高が進んでいることも売りを強めるとみられている。
日経平均は続落でスタートした後、ドル/円と米株先物の動向を横目にもみ合う見通し。
トランプ氏は1日、貿易協定交渉期限の7月9日の延長は考えていないと述べた上で、日本との合意には引き続き疑念を表明した。
トランプ氏は、日本からの輸入品に「30%か35%、あるいはわれわれが決定する数字」の関税を課す可能性を示唆した。これは
、4月2日に発表した24%の関税率を大幅に上回る[nL6N3SY0Y0]。
市場では、トランプ氏の発言について「お得意のブラフ(はったり)の可能性もあるが、9日までは不透明感が一段と高くなりやすく、手掛けづらい」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれる。
きょうは国内で日銀が6月マネタリーベース、米国でADPが6月の全米雇用報告を発表する。
1日の米国株式市場は、大型ハイテク株への売りに押されてS&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が反落した。一方、ダウ工業株30種<.DJI>は季節的な流動性低下で値動きが大きくなる中、続伸して取引を終えた。
戦略
想定レンジ補正値込み27,100〜27,600円
結果

方向感のないダラダラ相場。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 39,631 | 39,945 (39,900) | 39,444 (39,400) | 39,762 △223 |
NF日経レバ | 26,885 | 27,500 (27,600) | 26,805 (27,100) | 27,230 △280 |
反省
12,300〜12,600円のズレ。下落レンジから下に大きくズレる。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比223.85円安の39762.48円、東証株価指数(TOPIX)が6.03ポイント安の2826.04で終了した。
1日の米国株は3指数がまちまちとなったが、朝方にトランプ大統領が日本に対する関税引き上げを示唆したことが伝わったことから、300円超下げて始まった。開始直後には下げ幅を500円超に拡大。ただ、節目の39500円を割り込んだところで売りが一巡した。
半導体株を中心に主力のグロース株が売られる一方、内需株には買いが入るという構図。前場では早いうちに下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。しかし、後場に入ると大型グロース株にも持ち直すものが散見される中、下げ幅を縮小。2桁安となって前日終値に接近したところでは売り直されたものの、寄り付き(39631円)は上回って終え、ローソク足では陽線を形成した。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は不動産業で、以下、空運業、パルプ・紙、ゴム製品が続いた。値下がり上位にはその他製品、機械、非鉄金属が並んだ。
7月2日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,439.01億円、売り優勢金額は9,116.85億円となった。
トップニュース
三菱重工業-反落 中国三門原子力発電所5、6号機向け循環水ポンプを受注
$三菱重工業 (7011.JP)$が反落。同社は2日11時14分、中国三大重電機器メーカーの東方電気グループの中核企業である東方電機(四川省徳陽市)とともに、中国三門原子力発電所5、6号機向けとして、4基の循環水ポンプ供給工事を受注したと発表した。
今回は、東方電機と同社の協業による初めての受注であり、両社はこれを皮切りに、中国の原子力ポンプ市場におけるシェア拡大をめざしていく考えとしている。
ルネサス-大幅反発 窒化ガリウムパワー半導体の新製品を量産開始
$ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$が大幅反発。同社は1日、高耐圧650ボルトの窒化ガリウム(GaN)パワー半導体の新製品について量産を開始したと発表した。
新製品は従来の第4世代と比較してダイサイズ(チップの大きさ)、オン抵抗を低減したことにより電力効率を向上させる。AIサーバ、EV充電システム、UPS(無停電電源)装置、蓄電システム、太陽光発電インバータなどの電源システムに適するとしている。
アストロスケール-後場プラス転換 米空軍研究所から新規受注 金額は12億円
$アストロスケールホールディングス (186A.JP)$が後場プラス転換。同社は2日、米国連結子会社のAstroscale U.S.が、米空軍研究所から新規防衛調査契約を受注したと発表した。
受注金額は税抜きで12億円(1米ドル143.69円換算)。契約期間は2027年3月31日まで。26.4期通期の業績予想に一定程度の影響が見込まれるが、現時点では影響度合いの数値化が難しいため、今後適切なタイミングの業績開示において説明する予定としている。
Synsが5日ぶり急反発、ジャフコGが保有株一部放出で需給懸念が和らぐ
$Synspective (290A.JP)$が5日ぶり急反発。1日の取引終了後、同社の大株主である $ジャフコ グループ (8595.JP)$が保有する株式の一部を売却したことが明らかとなった。同日に提出された変更報告書により、ジャフコGの保有割合は8.30%から1.47%に低下した。一方、同日の大量保有報告書により、 $ヒューリック (3003.JP)$がSynsの株式について新たに9.95%保有していることも判明した。
霞ヶ関キャピタル-SMBC日興が新規「1」 成長力にはまだ驚く余地がある
$霞ヶ関キャピタル (3498.JP)$が大幅反発。SMBC日興証券では、同社の成長力にはまだ驚く余地があると判断。投資判断は新規に「1(アウトパフォーム)」とし、目標株価2万円でカバレッジを開始した。
同社は開発用地を取得後、開発投資家に売却し、その後PMフィーのほか、成功報酬・AMフィーを得るビジネスモデルを展開。この資金回収が速いビジネスモデルにより、他社より高い成長率を維持することが可能であるとSMBC日興では予想している。
古河機金が大幅高で5日続伸、レアアース採鉱用機材で活躍期待高まる
$古河機械金属 (5715.JP)$が大幅高で5日続伸。中国のレアアース輸出規制に関連して、国際間でレアアースの採鉱に向けた動きが政治的に改めて意識されるようになってきた。そのなか、土木・鉱山用などの車載用クレーンや削岩機などで高い実績を誇る同社は、その技術力を生かしてレアアースを回収する機材の開発に取り組んでいる。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ダイキン工業 (6367.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.60%上昇の17605.0円だった。
一方、値下がり率トップは $コナミグループ (9766.JP)$、終値は6.86%下落の21115.0円だった。