NF日経レバ
寄り前情報

見通し
[東京 18日 ロイター] – きょうの東京株式市場は、前日の米株高を好感
し買い先行でスタートする見通しで、日経平均は節目の4万円を試す展開となりそうだ。
物色面では、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<2330.TW>の堅
調な業績を背景に、引き続き半導体関連株に買いが入ると予想されている。一方、20日
に参議院選挙の投開票を控え次第に様子見姿勢も強まるとみられ、取引一巡後は一進一退
となる見通し。
日経平均の予想レンジは3万9800円─4万0300円。
きょうの東京株式市場で日経平均は、米国株高の流れを引き継いで底堅い展開が予想
されている。日経平均は節目の4万円を再びトライする値動きが想定され、「特に半導体
関連銘柄が相場をけん引する形となりそうだ」(岡地証券・投資情報室長、森裕恭氏)と
の声が聞かれる。
足元の米国株高や米経済が、雇用情勢を含めてしっかりと推移していることも支
えとなりそうだ。
ただ、週末に参院選の投開票を控え、後場にかけては模様眺めとなる見通し。岡
地証券の森氏は「参院選の結果を受けて、3連休明けのシナリオがどうなるか非常に読み
づらい。週末前でもあり調整が出やすく、日経平均が終値で4万円をキープできるかは不
透明」と話している。
主なスケジュールでは、国内では6月全国消費者物価指数(CPI)が公表予定
となっているほか、みのや<386A.T>がスタンダード市場に新規上場する。海外では、米国
で6月住宅着工件数、7月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)が発表される予定。
前日の米国株市場では、主要3指数がそろって上昇した。S&P総合500種<.
SPX>とナスダック総合<.IXIC>が過去最高値を更新した。消費の底堅さを示す経済指標や
企業決算を好感した。
米商務省が発表した6月の小売売上高は前月比0.6%増と、前月から予想以上
に回復し、経済が勢いを取り戻しつつあることを示唆した[nL6N3TE0N7]。
戦略
想定レンジ補正値込み27,300〜27,800円。
結果

寄り早々の暴騰もその後の下落強い。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 40,072 | 40,087 (40,300) | 39,745 (39,800) | 39,819 △82 |
NF日経レバ | 27,670 | 27,670 (27,800) | 27,185 (27,300) | 27,300 △125 |
反省
ロイター予測に反し、軽微の軟調展開。
12,400〜12,600円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比82.08円安の39819.11円、東証株価指数(TOPIX)が5.33ポイント安の2834.48で終了した。
米国株高を受けて、3桁上昇スタート。節目の4万円を上回った。しかし、開始直後に高値をつけて失速。ディスコ<6146.T>が決算を受けて急落し、アドバンテスト<6857.T>など他の半導体株も売られたことが嫌気された。下げ幅を3桁に広げたところでは売り圧力が和らぎ、11時辺りからは三連休を前に動意が乏しくなった。後場は狭いレンジでのもみ合いに終始し、2桁の下落で取引を終えた。グロース250指数が1.3%安と、やや大きめの下落となった。
業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は情報・通信業で、以下、証券・商品、非鉄金属、食料品が続いた。値下がり上位には不動産業、空運業、パルプ・紙が並んだ。
7月18日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,175.02億円、売り優勢金額は7,915.6億円となった。
トップニュース
ディスコが急反落、中間期減配・7~9月期減益予想をネガティブ視
$ディスコ (6146.JP)$が急反落。同社は17日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、第2四半期累計(4~9月)の業績予想を開示した。9月中間期の売上高予想は前年同期比1.1%増の1811億円、営業利益は同10.9%減の677億円、最終利益は同11.5%減の473億円となった。未定としていた中間配当予想は110円とし、前期の中間配当と比べて14円の減配計画としており、発表内容をネガティブに受け止めた売りが優勢となったようだ。
同社はつれ安する展開となっており、 $アドバンテスト (6857.JP)$ 、$SCREENホールディングス (7735.JP)$、$ソシオネクスト (6526.JP)$、$KOKUSAI ELECTRIC (6525.JP)$なども安い。
フジクラ-5日続伸 大規模データセンター向け光ケーブル販売開始 従来比2倍の心数
$フジクラ (5803.JP)$が5日続伸。同社は18日、ハイパースケールデータセンター向け光ファイバケーブルのラインナップに、世界最高の超多心光ファイバケーブル「13,824心SWR/WTC」を新たに加え販売を開始したと発表した。
同製品は関連成端部材とともに国外のハイパースケールデータセンターに納入され、すでの布設作業を終えた。データセンタ構築にあたっては、より細径な光ファイバケーブルが求められる。新製品では外径を40ミリメートル以下に抑えたうえで、従来比の2倍の心数を実現したとしている。
JFEHD-東京製鉄の下方修正を嫌気 鉄鋼株に業績懸念の売り
$JFEホールディングス (5411.JP)$が下落。独立系電炉大手の東京製鉄<5423.T>が18日14時に、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の190億円から161億円(前期比46.5%減)に下方修正すると発表したことが嫌気されている。
$東京製鐵 (5423.JP)$は大幅安。この日午後2時ごろ、26年3月期単独業績予想について売上高を3050億円から2935億円(前期比10.2%減)へ、営業利益を190億円から161億円(同46.5%減)へ下方修正すると発表した。これを嫌気した売りが出ている。
米関税政策に端を発する各国の保護主義的な動きに伴う厳しい海外市況や、国内での人手不足による建築案件の工期ずれなどの影響が逆風となる見通し。
ソフトバンクGが続騰、ナスダック最高値更新し英アーム株高が続く◇
$ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が続騰し、年初来高値を更新した。 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$が市場予想を上回る決算を発表したことが前日のニューヨーク市場においてハイテク株の支援材料となり、ナスダック総合株価指数は4連騰で過去最高値を連日で更新した。ソフトバンクG傘下の英 $アーム・ホールディングス (ARM.US)$ も株価水準を切り上げている。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、$ソフトバンクグループ (9984.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は5.00%上昇の11230.0円だった。
一方、値下がり率トップは$ディスコ (6146.JP)$、終値は8.79%下落の42840.0円だった。