2025年8月19日デイトレ

寄り前情報


 [東京 19日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、小動きの展開が予想されている。

足元では企業決算が一巡し、材料難となる中、方向感のない値動きとなりそうだ。

米ワイオミング州で21日—23日に開かれる年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控えて、様子見姿勢が強まりそうとの指摘もある。

一方、為替の円安での推移は相場の支援材料となりそうだ。

    日経平均の予想レンジは4万3500円─4万3900円。

    新規材料が少ない中、日経平均はもみ合う展開となる見通し。

4万4000円が視野に入る水準までは上昇するとの予想がある一方、「4万4000円台に乗せるには材料不足」(東洋証券のストラテジスト・大塚竜太氏)との指摘が聞かれ、小高くスタートした後は一進一退となりそうだ。

        前日の取引で売買代金が5兆円程度になるなど「一時期に比べて商いも落ち着い

ており、どんどん上値を追う展開にはなりにくそうだ」(大塚氏)との声が聞かれた。

        物色面では、前日に売られた銘柄が買い戻される一方で、買われた銘柄に売りが

出る循環的な動きになるのではないか、という。

        足元のドルは147円台後半で推移し、円安基調が維持されている点は相場の支

えとなりそうだ。

        主なスケジュールでは、米国で7月住宅着工件数が公表される予定。

        前日の米国株式市場では、主要3指数がまちまちとなり、ほぼ横ばいで終了した。

主要小売企業の決算発表や「ジャクソンホール会議」を控え、方向感に欠ける展開だった。

戦略

  想定レンジ32,400〜32,800円

結果

調整局面で半値戻す。

始値高値安値終値
日経22543,84643,876
(43,900)
43,411
(43,500)
43,546
△168
NF日経レバ32,94033,010
(32,800)
32,310
(32,400)
32,470
△260

反省

10,900〜11,100円のズレ。

弱い相場展開でもズレ幅は維持。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

19日の日経平均は3日ぶり反落。終値は168円安の43546円。小動きの米国株を受けても、寄り付きは3桁の上昇。しかし、買いは続かず早々に失速した。ソフトバンクグループ<9984.T>やサンリオ<8136.T>など、直近で大きく上昇していた人気銘柄の多くが利益確定売りに押された。

マイナス圏に沈んで10時近辺では下げ幅を300円超に拡大。43400円台に入ったところで売りは一巡した。主力銘柄には大きく下げるものが多かった一方、プライムでは値上がり銘柄が多かった。鋭角的に戻して、11時近辺ではプラス圏に浮上。ただ、動きが良くなってくると、改めての売りに押された。前場を2桁の下落で終えると、後場はマイナス圏が定着し、終盤にかけては下げ幅を3桁に拡大。後場の安値圏で取引を終えた。

東証プライムの売買代金は概算で5兆0700億円。業種別では医薬品、不動産、倉庫・運輸などが上昇した一方、その他製品、銀行、非鉄金属などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

8月19日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,944.92億円、売り優勢金額は9,964.8億円となった。

トップニュース

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関東電化工業-急騰 エフィッシモが保有目的変更 株主提案の思惑から買い

 $関東電化工業 (4047.JP)$ が急騰。旧村上ファンド系のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが18日付で提出した変更報告書が材料視されている。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $第一三共 (4568.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.79%上昇の3963.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ベイカレント (6532.JP)$、終値は4.02%下落の8340.0円だった。

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