2025年8月20日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 20日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きが想定される。

このところの短期的な株価急上昇で相場に過熱感が残る中、前日の米ハイテク株安も嫌気され、主力株中心に利益確定売りが広がる見通し。

    日経平均の予想レンジは4万3200円─4万3600円。

    三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「日本株の長期上昇トレンドは不変とみているが、足元ではガス抜きが必要」と話す。

日本株にテクニカル面での過熱感が残る中、きょうはこのところ底堅く推移していた主力株を中心に利益確定売りの動きが広がるとみている。

    一方、投資家の買い意欲は強いとの見方もある。

売りが一巡した場面では押し目買いが下値を支えるとみられている。

    きょうは国内で7月の貿易統計、訪日外国人客数が発表されるほか、米国で7月29─30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表される。

    19日の米国株式市場は、テクノロジー株の売りが重しとなりナスダック総合<.IXIC>とS&P総合500種<.SPX>が下落した。

21─23日にワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米連邦準

備理事会(FRB)議長の講演が注目されている。

個別では、半導体大手エヌビディア<NVDA.O>は3.5%安と、約4カ月ぶりの大幅な下げとなった。

戦略

想定レンジ32,200〜32,500円

結果

寄りからの大きな下落。想定を大きく振り切る。

始値高値安値終値
日経22543,40043,425
(43,600)
42,724
(43,200)
42,888
△657
NF日経レバ32,01032,040
(32,500)
31,270
(32,200)
31,510
△960

反省

想定レンジを500〜1000円外す結果。損切りができたかどうか。

11,400〜11,500円のズレ。日経225の動きも視野に入れ、エントリー、損切りを行わないと焼かれる結果に。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

20日の日経平均は大幅続落。終値は657円安の42888円。米国株はまちまちも、ナスダックの下げが大きく3桁下落スタート。  $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が連日で大きく売られたほか、半導体株や電線株なども弱く、安く始まった後もしばらく下値模索が続いた。

早い時間に節目の43000円を割り込み、安いところでは下げ幅を800円超に拡大。42700円台でようやく売りが一巡し、13時以降は下押し圧力が和らいだ。ただ、下げ止まっても戻りは鈍く、600円を超える下落で取引を終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆8800億円。業種別では水産・農林、食料品、陸運などが上昇した一方、非鉄金属、その他製品、情報・通信などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

8月20日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,371.8億円、売り優勢金額は9,703.64億円となった。

トップニュース

【市場の声】日本の7月輸出、米関税の影響が「表面化」=キャピタル・エコノミクス

キャピタル・エコノミクスのマーセル・ティエリアント氏は解説で、先に発表された日本の7月輸出データは、米関税の影響が「表面化」し始めていることを示唆していると指摘している。

アジア太平洋地域責任者である同氏は、日本の対米輸出額は7月に前年同月比10.4%減少し、2020年以来の大幅な落ち込みを記録したと述べている。

日本の輸出価格は7月に前年同月比5.4%下落し、6月の同6.4%下落から改善したものの、これは先月の輸出数量の伸びが鈍化したことを示唆していると同氏は指摘している。同氏は「外需の軟化により、今後数四半期にわたって輸出の伸びが鈍化すると予想している」と付け加えている。 

ソフトバンクG-急落 米ハイテク株安を嫌気 傘下アームは5%安

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が急落。米ハイテク株の下落などが嫌気されている。

前日の米国市場では、同社傘下のアーム・ホールディングスが5%安で終了。ハイテク株の短期的な過熱感が意識され、FOMC議事要旨やジャクソンホール会議といった注目イベントを前に売りが出た。エヌビディアやTSMCなどは3%を超える下落となった。

アーム株の大幅な下落などを受け、直近で最高値更新を続けていた同社にも利益確定売りが出ている。

関連記事:【焦点】ソフトバンクGのインテル出資、米のAI開発を加速へ

住友林業-大幅続伸 7月の米住宅着工件数が市場予想上回る 6月分も上方修正

 $住友林業 (1911.JP)$ が大幅続伸。19日に発表された7月の米住宅着工件数が好感されている。

同月の件数は142.8万件と予想の129.0万件を大幅に上回り、6月分も132.1万件から135.8万件に上方修正された。これを受け、同日の米国市場では住宅建設大手のレナー・コーポレーションやDRホートンが堅調に推移。きょうの東京市場においても、米国で戸建て住宅事業を展開する同社や  $積水ハウス (1928.JP)$ に買いが入っている。

〔注目株〕プライム上場200銘柄超が今年最高値=内需株に国内外から買い

20日は後場中盤までに、東証プライム上場の205銘柄が取引時間中の今年の最高値を付けた。「海外投資家の持ち高調整を中心に、建設、不動産や食品など内需銘柄に国内外から買いが入っている」(銀行系証券)という。

朝方に  $清水建設 (1803.JP)$ 、  $三井不動産 (8801.JP)$ などが新高値を取り、後場は  $ニッスイ (1332.JP)$ 、  $日本ハム (2282.JP)$ も今年最高値まで駆け上がった。

20日は  $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ 、  $ディスコ (6146.JP)$ 、  $フジクラ (5803.JP)$ など大型IT銘柄が大幅に下落しているが、内需株には買いが続いている。内需株買いについては「IT銘柄からの乗り換えではなく、新規資金が流入している印象がある」(大手証券)との指摘が聞かれる。

〔注目株〕ドローン関連株が上昇=過去最大の防衛費要求で恩恵

 $ビーマップ (4316.JP)$ が前日比292円高の1710円と急騰し、年初来高値を連日更新しているのを始め、  $ACSL (6232.JP)$ も同85円高の1243円と急反発するなどドローン関連株が上伸している。「防衛省は8月末の2026年度予算概算要求に、過去最大の約8兆8000億円を計上する方向で調整に入った」と時事通信社などが報じたことが手掛かり材料になっている。

中外薬—反落、国内証券が目標株価を引き下げ

 $中外製薬 (4519.JP)$ 反落。野村証券が投資判断を「ニュートラル(中立)」継続、目標株価を従来の6800円から6500円に引き下げた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $オリエンタルランド (4661.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.47%上昇の3672.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ソシオネクスト (6526.JP)$、終値は7.31%下落の2794.5円だった。

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