戦略のまとめ
本日はNF日経レバ(1570)の想定レンジを 34,200円〜34,900円 と設定。寄り付きの強含みを確認しつつ 34,300円前後を押し目買い のポイントとし、節目の45,000円(日経225)では利確優先を意識する戦略であった。乖離値は基準点を10,600円に置き、10,400円を割り込む場面では一旦様子見を想定した。

実際の値動き
- 日経225:始値44,948円、高値45,055円、安値44,616円、終値44,902円(+134円)
- NF日経レバ:始値34,540円、高値34,720円、安値34,040円、終値34,460円(+190円)
前場は45,000円を突破する場面があったが到達感から反落、その後はもみ合いながら終盤にやや失速した。NF日経レバも同様の動きで、安値を34,000円台まで掘ったが下げ止まり、34,400円台で引けた。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
- 本日の乖離値:10,500円〜10,300円
- 本日の値幅:680円
乖離はやや縮小し、短期的な加熱感は後退した。値幅680円と大きく、ボラティリティの中でもリスク管理をしやすい展開であった。
反省
ロイター予測・戦略ともに強気であったが、日経225・NF日経レバともに底値を掘る展開を想定しきれなかった。45,000円突破後の失速は利益確定売りの強さを示しており、節目意識をもっと重視すべきであった。ただし、比較的安全圏での押し目買いは有効で、レンジ内での取引は取りやすい展開であったといえる。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
16日の日経平均は4日続伸、終値44,902円(+134円)。ナスダック高を受けて寄り付き直後に45,000円を突破するも到達感から反落、その後は節目近辺でもみ合った。東証プライムの売買代金は概算5兆400億円。業種別では石油・石炭、輸送用機器、水産・農林が上昇、不動産や小売は軟調。個別では INPEX(1605) や 石油資源(1662) がWTI上昇で高騰、KLab(3656) はドラクエ新作開発の報道でストップ高となった。
本日の注目銘柄
- INPEX(1605):原油価格上昇を背景に堅調。資源関連の短期注目度が高まる。
- KLab(3656):スマホ向け「ドラクエ」新作開発担当報道でストップ高。テーマ株として資金集中。
- SUMCO(3436):半導体関連として9%超の急騰、需給改善とともに継続注目。
次回戦略
9月17日はFOMCを控え、ボラティリティ拡大が予想される。
- 想定レンジ:NF日経レバは 34,200円〜34,900円 維持。
- 押し目は 34,300円前後 を再度意識。
- 利確は 34,800円以上。
- 乖離が10,300円を割り込む場合は一旦撤退し、翌日のFOMC結果を待つのが無難。
テクニカル面ではMACDがデッドクロス気味であり、短期調整の可能性がある。RSIは中立圏に下がりつつあり、買い圧力はやや後退。移動平均線は依然として上向きのため、中期的な上昇基調は継続している。
閉めの言葉
本日も節目を意識した攻防が続き、利益確定と押し目買いが交錯した。史上最高値圏での攻防は心理的にも揺さぶられるが、乖離値とテクニカルを軸に冷静に対応していきたい。明日はFOMCを控えた重要な一日、値動きに翻弄されず「待つ戦略」もまた選択肢である。