2025年9月17日 NF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

本日のNF日経レバ(1570)は想定レンジ 34,100円〜34,800円 を設定し、押し目買いは34,300円前後、利確は34,700円〜34,800円とした。短期的な調整リスクを警戒しつつも、FOMCを前に大きな方向感は出にくいと想定しての戦略であった。

実際の値動き

  • 日経225:始値44,751円、高値45,033円、安値44,612円、終値44,790円(前日比-111円)
  • NF日経レバ(1570):始値34,300円、高値34,680円、安値34,030円、終値34,350円(前日比-110円)

寄り付き後に下落したが安値34,030円で反発し、一時は34,680円まで戻した。しかし後場は失速し、終値は34,350円とマイナス圏で引けた。

チャートを見ると、ボリンジャーバンドの下限に近い水準から反発したものの、上値はミドルバンド付近で抑えられた。MACDはゼロライン下でデッドクロスを継続しており、依然として短期の調整局面にあることを示唆している。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 本日の乖離値:10,500円〜10,400円
  • 本日の値幅:650円

乖離値はやや縮小したが、依然として1万円超を維持。値幅は前日の680円に続き大きく、ボラティリティの高さが確認された。

反省

寄りからの下落をしっかり見極められれば、その後の戻りを取ることは可能であった。戦略上のレンジはほぼ想定通りであったが、13時以降の失速を考慮すると、利確はより早めに実行すべきであった。FOMCを控えた「戻り売り優勢」という地合いをもう少し強く意識する必要があった。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

日経平均は5日ぶりに反落し、終値は111円安の44,790円。米国株安を受けて軟調スタート後、半導体株が買われ一時は45,000円台に乗せたが、上値は重く午後には再び失速。業種別では空運、小売、輸送用機器が上昇した一方、非鉄金属、電気・ガス、保険は下落。東証プライムの売買代金は概算4兆6,100億円。

注目点として、日銀の10月利上げ期待を巡る思惑、自民党総裁選に絡む財政拡大観測などが市場心理に影響を与えた。

本日の注目銘柄

  • カルビー(2229):オアシスによる大量保有判明で続伸。アクティビスト関連として注目。
  • TDK(6762):証券会社による目標株価引き上げで大幅高。電子部品セクターの強さを示す。
  • 東京エレクトロン(8035):値上がり率トップ。半導体株の物色が続く。
  • ソシオネクスト(6526):4.85%安と下落率トップ。利益確定売りに押されやすい地合い。

次回戦略

FOMCを控え、明日18日の東京市場は引き続き様子見姿勢が強いだろう。

  • NF日経レバ想定レンジ:33,900円〜34,700円
  • 押し目買い水準:34,000円前後
  • 利確水準:34,600円付近
  • MACDが下向きを続ける限り、戻り売り圧力を警戒。乖離が縮小してきた場合は一旦ポジションを軽くするのが無難。

閉めの言葉

本日は一進一退の攻防の中で、上値の重さと下値の固さが同時に意識された一日であった。史上高値圏での取引は心理的にも揺さぶられるが、冷静に節目を意識しつつ短期の値動きを取ることが求められる。明日はFOMCを控える重要局面、ポジションを軽くし「待つ勇気」を持つこともまた立派な戦略である。

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