前日を振り返って
17日の日経平均は44,751円で寄り付き、45,033円まで上昇したが、午後には失速して44,790円(-111円)で取引を終えた。NF日経レバ(1570)も同様に高値34,680円まで戻した後に売りに押され、34,350円(-110円)で引けた。
ボリンジャーバンド下限からの反発は見られたが、上値はミドルバンド付近で抑えられた。MACDはゼロライン下でデッドクロスを継続し、短期的には調整局面が続いている。乖離値は 10,500〜10,400円、値幅は 650円 と依然として大きく、ボラティリティの高さが際立った。利確を早めに実行できれば利益を守れたが、午後の失速を取りきれなかった点が反省材料である。

寄り前情報
ロイター予測によれば、本日の日経平均は 反発が想定 される。FOMCでの0.25%利下げ決定を受け、ダウ平均が+281ドル高と反発した流れが支えとなる。ただし、S&P500とNASDAQは続落しており、半導体株には重しが残る。
日経平均の予想レンジは 44,700円〜45,050円。
米国株の動向では、金融株が買われた一方、エヌビディアが-2.6%と下落し、ナスダックの重しとなった。為替はドル円が146円台後半と円安基調を維持しており、輸出株には支えとなる。
イベント面では、日銀会合や自民党総裁選の候補者会見を控え、買い一巡後は様子見姿勢が強まる可能性が高い。
本日の戦略
NF日経レバ(1570)の本日の想定レンジは 34,000円〜34,800円 とする。
- 移動平均線:短期線は横ばいで推移、25日線との乖離も縮小しつつあり、方向感を模索する動き。
- RSI:中立圏を維持しつつ、売られ過ぎ感は解消。新規の強い買いシグナルは出ていない。
- MACD:依然デッドクロスを継続しており、短期的には戻り売り圧力が残る。
戦略としては、34,000円付近を押し目買いの第一候補とし、34,200〜34,300円での反発確認後にエントリーするのが無難である。利確の目安は34,700円〜34,800円。一方で、乖離値がさらに縮小するようであれば、戻り売り圧力が強まる可能性があるため、34,500円を超えた場面では利益を小刻みに確定したい。
閉めの言葉
本日もFOMC後の市場の織り込みを消化する一日となるだろう。上値は限定的ながらも、下値の固さが確認できれば押し目の好機となる。節目を意識しつつ、利確を優先した冷静な売買を心がけたい。読者の皆さんも「慌てず、待つ勇気」を忘れずに、相場と向き合っていただきたい。