2025年9月24日:NF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

本日のNF日経レバ(1570)の想定レンジは 35,100〜35,900円。35,200円付近を押し目と見なし、35,800〜36,000円での利確を狙うレンジ戦略を基本とした。米市場の下落と円高進行を踏まえ、強気一辺倒ではなく調整局面での拾いを重視する方針であった。

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実際の値動き

  • 日経225:始値45,484円、高値45,698円、安値45,205円、終値45,630円(+136円)
  • NF日経レバ(1570):始値35,310円、高値35,680円、安値34,950円、終値35,640円(+230円)

寄り付き後に安値34,950円まで下落したが、その後は後場にかけて買い戻しが入り、高値35,680円をつけて終了した。想定レンジ内での値動きであり、戦略は有効に機能した。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 乖離値:10,000〜10,300
  • 値幅:700

前日の乖離値(10,000〜10,200)、値幅(1,000)と比較すると、乖離は拡大傾向、値幅はやや縮小した。今後も高値圏維持を前提にレンジ上限の見極めが重要となる。

反省

前場の軟調な局面でロングを維持できたかが勝負の分かれ目であった。押し目買い戦略は有効であったが、34,950円付近での下落時に不安からロスカットすれば、後場の上昇を取り逃す展開となった可能性がある。柔軟にレンジ下限を「待って拾う」姿勢が一層重要であると痛感した。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

24日の日経平均は136円高の45,630円で続伸。前場は半導体株の乱高下に押されマイナス圏が長かったが、後場は自民党総裁選討論会を通過し売り圧力が和らぐと上昇へ転じた。終盤には3桁高となり高値圏で取引を終了、連日で史上最高値を更新した。

売買代金は6兆円と大商い。鉱業、機械、その他製品が上昇する一方、サービス、ガラス・土石などは軟調。日銀利上げの可能性や為替動向が引き続き相場のテーマである。

本日の注目銘柄

  • IHI(7013):9.69%高の大幅上昇、防衛・航空需要やボーイング関連思惑で買い集中。
  • 三菱重工(7011)・川崎重工(7012):防衛・航空関連の連動高。
  • メック(4971):半導体出遅れ銘柄として年初来高値更新。
  • 日本取引所グループ(8697):業績・配当上方修正を好感し急騰。
  • 岡本硝子(7746):AI半導体実装関連材料で急反発。

次回戦略

明日以降も日経平均は高値圏での調整が意識されやすい。NF日経レバ(1570)は 35,200円を下値目安、36,000円を上値抵抗 とする。

  • 移動平均線:短期線が上向きに転じ、下値サポートを形成。
  • MACD:ゼロライン付近でのゴールデンクロスが近く、勢い加速の可能性。
  • RSI:過熱感は限定的であり、再度の上値試しに余地。

したがって「押し目買い優先・36,000円付近で利確」のレンジ内トレードが有効と考える。

閉めの言葉

本日の相場は「押し目待ちの忍耐」が報われた一日であった。上昇相場でも不安定な値動きは続くが、その中で自らの戦略を信じて取引を続けられるかが成果を分ける。読者の皆さんも、自分のルールを守りつつ市場の波に柔軟に乗れるよう、日々の観察を怠らないでいただきたい。

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