戦略のまとめ
本日は、米国株安を背景に軟調な寄り付きが予想されたが、円安基調が下支えとなるとの見立てで、NF日経レバ(1570)の想定レンジを35,300〜36,000円と設定した。戦略は押し目買いを優先し、36,000円付近で利確を意識するものであった。テクニカル的には移動平均線が上向き、RSIは50〜60台で上値余地を残し、MACDがゴールデンクロス接近を示唆していた。

実際の値動き
- 日経225:始値45,600 → 高値45,824 → 安値45,503 → 終値45,754(+124)
- NF日経レバ(1570):始値35,570 → 高値35,890 → 安値35,450 → 終値35,790(+150)
寄り付きはやや軟調で始まったが、午前の安値圏からは着実に戻し、想定レンジ内で推移した。特に午後は横ばい基調ながらも底堅さが際立ち、終値は高値圏で引けた。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
- 本日の乖離値:10,000
- 本日の値幅:450
乖離は依然として大きく、レバレッジ特有の振れ幅が確認された。値幅は450と比較的落ち着いており、往復で狙いやすい展開であった。
反省
市場全体としては落ち着いた動きで、ロイター予測および想定レンジはおおむね機能した。押し目買い戦略は有効であり、短期的な値幅取りには好機であった。ただし、36,000円の壁は厚く、利確のタイミングを強く意識する必要があった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
日経平均は3日続伸し、終値は124円高の45,754円。序盤は米国株安を嫌気して売り先行となったが、45,500円前後では買いが厚く、下値は限定的であった。後場も方向感に欠ける場面はあったが、14時以降に買いが優勢となり高値圏で取引を終えた。業種別では非鉄金属、石油・石炭、電気・ガスが上昇。個別ではオリオンビールの上場初日買い気配、三井金属鉱業の新高値、日精鉱の急騰など材料株が相場を賑わせた。
本日の注目銘柄
- オリオンビール(409A.JP):上場初日から気配値を切り上げる展開で注目を集めた。
- 三井金属鉱業(5706.JP):AIサーバー向け需要を背景に目標株価が大幅引き上げ、新高値を更新。
- 日本精鉱(5729.JP):アンチモン価格高騰を背景に25%高と急騰。
- みずほFG(8411.JP):利上げ観測を背景に4日続伸、銀行株全体に買いが波及。
次回戦略
26日は配当権利落ち日を控え、朝方は売り圧力が強まりやすい。想定されるNF日経レバ(1570)のレンジは 35,200〜35,800円 とし、下押し局面を丁寧に拾う戦略が有効と考える。テクニカルではMACDがプラス圏で推移しており、中期的には強気継続。RSIは依然として過熱感がなく、押し目買い余地が残されている。
閉めの言葉
本日は堅調さと安定感が際立つ一日であった。押し目を拾う姿勢が功を奏し、戦略通りの値動きとなった。明日は権利落ちを迎えるため一時的な調整が予想されるが、長い目で見れば押し目は次の上昇の布石である。読者の皆さんも、相場の小さな揺らぎを恐れず、自らの戦略を信じて冷静に臨んでいただきたい。