前日を振り返って
25日の日経平均は45,754円(+124円)と3日続伸した。寄り付きは米国株安を嫌気して売り先行で始まったが、45,500円近辺では押し目買いが入り下値は堅かった。後場は方向感を欠きつつも、14時以降は買いが優勢となり、高値圏での引けとなった。NF日経レバ(1570)は35,570円で始まり、終値35,790円(+150円)と想定レンジ内での推移。値幅は450円と落ち着いており、往復を取りやすい展開であった。反省点としては、36,000円の心理的節目を意識した利確判断がより重要であったことが挙げられる。

寄り前情報
ロイター予測によれば、本日の日経平均は45,500〜45,900円のレンジで底堅さを維持すると見られている。為替はドル円が149.75円近辺と円安基調を継続しており、輸出関連株には追い風。一方で前日の米国株は主要3指数が揃って下落(NYダウ-0.38%、NASDAQ-0.50%、S&P500-0.50%)と軟調であり、利下げ時期を巡る不透明感が上値を抑える要因となる。VIX指数は16.74(+3.46%)とややリスク回避姿勢が意識されている。
本日の戦略
前日の乖離値が10,000、値幅が450であったことを踏まえると、本日もNF日経レバ(1570)の想定レンジは 35,200〜35,800円 とするのが妥当である。
- 移動平均線:短期線は上向き基調を維持、中期線との乖離も小さく、トレンドは強気を示唆。
- RSI:50〜60台で推移し、過熱感はなく上値余地が残る。
- MACD:プラス圏でゴールデンクロスが進行中、買いシグナルを継続している。
戦略としては「押し目買い優先、35,800円付近で利確」を基本としたい。配当権利落ちによる売り圧力が朝方に出やすいため、寄り付き直後は慌てず下落を待ち、35,300円付近までの押し目があれば積極的に拾う姿勢が有効である。午後にかけては為替の動向と米先物市場を注視しながら利確のタイミングを計る必要がある。
閉めの言葉
本日は権利落ちによる一時的な調整が予想されるが、全体相場の地合いは依然として堅調である。押し目はむしろ次の上昇に備える好機となろう。相場は一瞬一瞬の変動に揺さぶられるが、大局を見極め、自らの戦略を信じて臨むことが肝要である。読者の皆さんも、今日の相場を次のステップへとつなげる視点を大切にしていただきたい。