2025年10月2日 NF日経レバの戦略

前日を振り返って

10月1日の日経平均は44,550円で取引を終え、前日比▲381円と4日続落となった。寄り付きから3桁安スタートし、前場には一時44,300円台まで下落。要因は期初の益出し売り、日銀短観の悪化、米国政府機関閉鎖リスクなどが重なったことである。終盤はやや戻したものの、全面安の印象が強かった。

NF日経レバ(1570)は34,760円で寄り付き、高値34,890円、安値34,090円、終値34,410円と前日比▲560円。下げ圧力が強く、特に34,700円付近での押し目買いが機能せず、損切り遅れがリスクを拡大する結果となった。乖離値は10,100〜10,300、値幅は800と前日の600から拡大し、ボラティリティ上昇局面では「押し目狙い」よりも「早めの損切り」の重要性が再認識された。

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寄り前情報

ロイター予測によれば、本日の日経平均は反発が想定されている。前日の米国株式市場では主要3指数が続伸し、特に半導体株高が好感されている。ただし、自民党総裁選を控え、模様眺めの展開も予想される。予想レンジは44,400〜44,900円。

為替はドル円147円前後で推移し、円高基調が輸出株の上値を抑制する要因となる可能性がある。また、日銀副総裁の発言を控え、金融政策への警戒感も意識される。

本日の戦略

日経平均の予想レンジは44,400〜44,900円、これを基にNF日経レバの想定レンジは34,200〜34,900円と設定する。

  • 34,900円接近では戻り売りを優先。
  • 34,200円を割り込む場面では、出来高増加とMACD反転確認までは安易に買わない。
  • ボラティリティ上昇局面であるため、リバウンド狙いは小幅に刻む戦略が望ましい。

テクニカルではMACDが依然下向き、RSIも弱含みを示しており、短期トレンドは下落バイアスが継続。戻り局面は限定的と考えられるため、上値は慎重に見極めたい。

閉めの言葉

10月初日は予想以上の深押しとなり、押し目狙いが裏目に出る展開であった。本日も反発は想定されるものの、上値追いは限定的で、需給悪化が続く点に注意したい。無理な逆張りは避け、利確と損切りのルールを守りながら冷静なトレードを心がけていただきたい。

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