2025年10月6日 NF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

本日は高市早苗氏の自民党総裁選勝利を受け、「サナエノミクス」への期待から市場が活気づくと予想。金融緩和継続・積極財政方針を背景に日経平均は史上最高値を更新するとの見方が支配的であった。戦略としては、NF日経レバ(1570)の想定レンジを36,800〜37,800円に設定し、押し目買いでのトレンドフォローを推奨。過熱感を確認しながらの利確を意識しつつ、強気スタンスを維持する方針で臨んだ。

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実際の値動き

結果として、日経平均は寄り付きから急伸し、寄値46,636円、高値48,150円、終値47,944円(前日比+2,175円)と、まさに「暴騰」の一日であった。

NF日経レバも同様に、始値39,060円、高値40,050円、終値39,780円(前日比+3,520円)と急伸。想定レンジ(36,800〜37,800円)を大幅に上抜け、寄り付き直後の押し目買いは大きな利益を生む展開となった。

チャートを見ると、寄り付き直後に38,840円まで下押しした後、ボリンジャーバンド上限(40,100円付近)を試す強い上昇。MACDはシグナル線を上抜けており、明確な上昇トレンド継続を示していた。出来高も寄り付きから急増し、個人・機関ともに買いが集中した形だ。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 乖離値:8,100〜7,800
  • 値幅:1,200

乖離値は前日より縮小したが依然として高水準を維持。値幅も1,200円と大きく、短期売買には好機の一日であった。

反省

予測は上昇方向で的中したものの、上値目標を37,800円に設定していたため、40,000円超までの上昇余地を読み切れなかった。ロングポジションの利確を早めすぎた点が反省である。高市氏の勝利による市場心理の劇的改善、いわば「政変バブル相場」を過小評価した格好だ。

また、MACDとボリンジャーバンドの拡張を見れば、上昇エネルギーが強く持続的であることは明白であり、テクニカルのシグナルをより信頼して持続保有する判断が望ましかった。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

6日の日経平均は大幅続伸し、3日連続で史上最高値を更新。終値は47,944円(+2,175円)となった。自民党総裁選での高市氏勝利が金融緩和期待を強め、寄り付きから大幅上昇。TOPIXも大幅高を記録し、東証プライム売買代金は7兆8,900億円と高水準に達した。

特に防衛・半導体・不動産関連が買われ、アドバンテスト、日立、安川電機などが軒並み急伸。逆に、銀行株や空運は出遅れ感を残した。注目テーマとして「核融合発電」関連が再人気化し、関連銘柄にも資金が流入した。市場全体では、政治期待と金融緩和思惑が同時に作用した典型的な“政策相場”となった。

本日の注目銘柄

  • アドバンテスト(6857):高市新総裁のIT支援政策期待で急騰、日経平均を押し上げた主力。
  • 安川電機(6506):本日19%超の上昇で構成銘柄中トップ。AI関連・自動化テーマが再評価。
  • 東急不動産(3289):自動運転システム開発企業との提携報道で続伸。
  • 不二越(6474):決算発表を好感し、後場に急伸。業績主導の上昇も確認された。

次回戦略

日経平均は48,000円を試し、一時的な過熱感も見られる。NF日経レバはMACD上昇継続中だが、RSIが70を超える水準に近づいており、短期的な利益確定売りには警戒が必要。

翌日は「48,000円台でのもみ合い」または「利確による一服」を想定し、NF日経レバの想定レンジは39,500〜40,600円とする。

  • 40,000円割れでは押し目買い。
  • 40,600円超では一部利確を実行。
  • 過熱相場が継続する場合でも追随買いは避け、短期反落への備えを怠らない。

政治テーマ主導の相場ではボラティリティが極めて高く、過剰反応に注意する必要がある。

閉めの言葉

本日の相場は、まさに「政変が市場を動かす」一日だった。ニュースがトレンドを生み、投資家心理を一変させる力を再認識させられた。短期的な熱狂に飲み込まれず、冷静にテクニカルを見極めることこそ、次の勝機を掴む鍵である。

読者の皆さんも、熱狂相場の波に乗りながらも、次の調整を恐れず、戦略的に“冷静な強気”を貫いてほしい。

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