2025年10月7日 NF日経レバの戦略

前日を振り返って

6日の日経平均は高市早苗氏の自民党総裁選勝利を受け、政策期待と金融緩和継続見通しが市場を強く刺激した。寄り付きから上昇一途となり、終値は47,944円(前日比+2,175円)と史上最高値を再び更新。NF日経レバ(1570)も39,780円(+3,520円)と急騰し、想定レンジ(36,800〜37,800円)を大幅に上抜けた。

ボリンジャーバンド上限を突き抜け、MACDは強い上昇シグナルを点灯。市場は完全に「サナエノミクス相場」へと突入した格好である。

一方で、上昇の勢いに押され利確を早めすぎた点は反省点だ。テクニカル指標の拡張は上昇持続を示唆していたため、もう一段のホールド判断が必要だった。

前日の乖離値は8,100〜7,800、値幅は1,200と高水準。過熱感は強いが、流動性が高まり短期トレーダーには絶好の地合いだったといえる。

Screenshot

寄り前情報

ロイターの東京市場見通しでは、米国株のナスダック総合とS&P500がそろって最高値を更新したことが追い風とされている。特に、米AMDがオープンAIとAI半導体供給の複数年契約を結んだニュースが市場心理を刺激し、半導体株への買いが続く見通しだ。

円相場は依然として円安基調を維持しており、輸出関連株にも支援材料が揃っている。

日経平均の予想レンジは 48,000〜48,600円。

市場では「短期的な過熱感を警戒しつつも、5万円台到達が視野に入る」との声もある。

本日は中国・香港・韓国市場が休場のため、海外勢の動きは限定的となるが、国内主導の物色が続く見通しだ。

本日の戦略

前日の急騰を受けて、日経平均は48,000円台でのもみ合いを想定する。過熱感からの一服もあり得るが、AI半導体・防衛・インフラ関連など政策テーマ株の押し目は買われやすい。

NF日経レバのMACDは依然として上昇基調を維持しており、RSIが70付近で推移している点から、短期的な調整は限定的とみる。

よって、本日のNF日経レバ(1570)の想定レンジは

39,600〜40,800円 とする。

  • 40,000円割れでは押し目買いを検討。
  • 40,800円を明確に上抜けた場合は一部利確。
  • 終日強いトレンドが継続する場合でも、過熱サイン(RSI>75)点灯時は追随買いを避ける。

本日の注目は半導体関連銘柄。米AMDの契約報道を受け、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックなどが引き続き指数を押し上げる展開が想定される。また、「高市関連」とされる防衛・通信・政策インフラ株にも資金が入りやすい構図だ。

閉めの言葉

昨日の「政変バブル相場」は市場の熱狂を再確認させたが、今日の相場はその熱が試される一日となる。

AIと政策テーマが交錯する今、冷静な視点で押し目を拾うことが最も有効な戦略である。

高値警戒を意識しながらも、チャンスを逃さない“静かな強気”で相場に臨みたい。

タイトルとURLをコピーしました