【2025年11月17日】NF日経レバ(1570)本日の戦略|レンジ相場の中で値幅をどう取るか

前日を振り返って

前日の東京市場は大幅安となり、日経平均は50,376円(-905円)。
朝方に急落して50,246円の安値をつけたのち、戻りは限定的で終日弱い展開であった。
NF日経レバ(1570)も同様で、43,070円まで売り込まれ、引けは43,440円(-1,600円)。

乖離値は6,200〜6,700円、値幅は1,000円とボラティリティは高まった。
テクニカル面では短期移動平均線が急角度で下向き、中期線を割り込むデッドクロス状態で、MACDやKDJも弱さが目立つ一日であった。
戻り売り圧力が強く、5万円ライン付近での底固めができなかった点が反省材料である。

寄り前情報

Screenshot

ロイターは、本日の日経平均が5万0100〜5万0600円のレンジでもみ合うと予測している。
米国市場は週末にまちまちの展開となり、ダウ・S&P500は続落する一方で、ナスダックはわずかに反発した。
エヌビディア決算(19日)を控え、ハイテクへの積極的買いは鈍り、方向感が乏しい地合いが続いている。

さらに日中関係悪化による中国関連株の売られやすさ、7-9月期GDP速報やFRB高官発言を控えるなど、材料は多いが相場は慎重姿勢が強い。
ドル円は154円台前半と前日からの大きな動きはないものの、リスク回避局面では円高に振れやすい点には注意したい。

本日の戦略

前日の大幅安で値幅1000円が出たものの、急落後の自律反発は限定的だった。
本日はロイターのレンジ(50,100〜50,600円)を踏まえ、NF日経レバ(1570)の想定レンジを以下のように設定する。

  • NF日経レバ(1570)想定レンジ:43,200〜44,300円
  • 日経平均との乖離値:6,200〜6,700円を基準に調整

方向感に乏しい相場のため、寄り付き直後に飛びついても値幅は取りにくい展開が予想される。
特に上値は44,000円台中盤で重くなりやすく、ナスダックが弱含む局面では売りが先行する可能性がある。

考えたい立ち回りは以下の通りである。

43,200〜43,400円:押し目買い候補
前日の急落ゾーンに近く、今回のレンジ下限を意識した買いが入りやすい水準。

44,200〜44,300円:短期利確ゾーン
戻り売りが出やすく、米先物が弱い場合は反落しやすい。

44,300円以上:無理に追わない
エヌビディア決算待ちのため、強いトレンドは生まれにくい。

本日の地合いは「慎重だが底割れはしにくい」という中立寄り弱めの相場であり、大きなトレンドは発生しにくい。
値幅を狙うよりも、レンジ内での買い下がり・戻り売りによる確実な取り方を優先したい。

閉めの言葉

暴落後の相場は、強い反発が期待される一方で、思った以上に力のない動きになることが多い。
本日も一気に流れが変わる相場ではなさそうで、丁寧に値幅を拾う一日になるだろう。
焦らず、少しずつ相場の呼吸を感じ取りながら手を出していきたいと思う。

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