【2025年11月18日】NF日経レバ(1570)の結果と反省|下方向への強烈なブレイクと想定外の展開

戦略のまとめ

本日の戦略は、米株安と5万円割れを警戒しつつ、日経平均は49,500〜50,000円、NF日経レバ(1570)は42,200〜43,300円を主レンジとするものであった。寄り付きの売り優勢を予想し、慎重に押し目を拾う方針としていた。 しかし実際の相場は予測をはるかに下回り、日経225・1570ともに大幅な下掘れを起こし、想定レンジを明確に割り込んだ。

実際の値動き

Screenshot

● 日経225

  • 始値:49,812円
  • 高値:49,971円
  • 安値:48,661円
  • 終値:48,702円(▲1,620円)

● NF日経レバ(1570)

  • 始値:42,640円
  • 高値:42,730円
  • 安値:40,510円
  • 終値:40,760円(▲2,700円)

日経225は節目の49,000円を割り込み、1570は40,000円台前半まで急落するという、明確なトレンド下降日となった。

本日の日経225とNF日経レバ(1570)の乖離値および値幅

本日の乖離値は7,200〜8,100円と前日に比べてもさらに拡大し、連動性が崩れつつある印象を強めた。 さらに1570の本日の値幅は2,200円と極端に広く、短期トレードにはリスク優位性が低い一日であった。

チャート分析(添付画像より)

● ボリンジャーバンド

寄り付き直後から-2σを維持した下落が続き、中盤には-3σ付近をバンドウォークする形となった。典型的な「売られ続ける相場」で、反発余地は極端に乏しかった。

● MACD

MACDは大幅マイナス圏で推移し、DIF・DEAの乖離も大きく、トレンド転換の兆候は皆無であった。下げ止まりの気配が出たのは引け間際のみで、終日弱い流れだった。

● RSI(画像より相場感で補足)

一時的に売られすぎ水準に突入していたと推測できるが、リバウンドらしいリバウンドが出ず、需給の悪さが際立った。

反省

ロイターの想定レンジも1570の想定レンジも大きく下抜けされる展開となり、買い下がりや反発狙いは危険な相場であった。 ショート方向で流れに乗れれば取りやすかったが、予め方向性が不確かであった以上、無理なエントリーは避けるべき局面であった。 結論として、本日は「エスケープして様子を見る」判断が最も適切であったといえる。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

日経平均は▲1,620円と急落し、TOPIXも大幅安。 朝方から重苦しいムードが継続し、反発の糸口を掴めないまま安値引けとなった。 ドル円急騰による円高、アドバンテストの急落、長期金利の1.75%乗せなど悪材料が重なり、押し目買いはほぼ見られなかった。

業種別は全33業種が下落し、非鉄金属・電気機器・機械が下落率上位。 仮想通貨関連はビットコイン急落で全面安となり、AI・半導体株の調整も継続した。

本日の注目銘柄

  • 電通グループ(4324):地合いに逆行し+2.54%と強さを見せる。
  • セキュアヴェイル(3042):サイバーセキュリティ関連として買い資金流入。
  • アドバンテスト(6857):市場悪化の中で下げ幅拡大が指数を押し下げた。
  • 仮想通貨関連(メタプラネット・リミックス等):ビットコイン下落を受け全面安。

次回戦略(11月19日向け)

本日の下落により、相場は完全に弱気トレンドへと移行した。 引き続き急落後の反発局面での「戻り売り」を優先し、無理な逆張り買いは避けたい。

  • 日経225の注目レンジ:48,000〜49,000円
  • NF日経レバ(1570)レンジ:40,000〜41,500円
  • 戻りの勢いは限定的とみるべき。
  • エヌビディア決算前で半導体は引き続き不安定。
  • VIX高止まりで乱高下警戒継続。

買いは慎重に、ショートは引きつけて、を基本としたい。

閉めの言葉

今日は想定を大きく外れる荒れた展開となり、相場の怖さを改めて実感した一日であった。 強烈な下掘れは時に避けるのが最善であり、無理に取らなくてもよい場面であったと感じている。 明日も引き続き慎重に、相場のリズムを大切に向き合っていきたい。

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