戦略のまとめ
12月24日は、日経225の想定レンジを50,200〜50,800円、それに連動するNF日経レバ(1570)を42,900〜43,600円と設定し、年末特有の薄商いを前提としたレンジ内往復戦略で臨んだ。
VIX低下と米株高が下支えとなる一方、円高基調と5万円台での達成感から、上値追いには慎重姿勢を維持。「動かない前提で、動いた時だけ反応する」ことを主軸に据えた一日であった。
実際の値動き

- 日経225
始値:50,475円 / 高値:50,636円 / 安値:50,323円 / 終値:50,344円(前日比 -68円) - NF日経レバ(1570)
始値:43,360円 / 高値:43,570円 / 安値:43,020円 / 終値:43,100円(前日比 -30円)
寄り付きは米国株高を受けて堅調に始まり、前場序盤で高値を試したものの、その後はじり安展開。後場に入ると戻りは鈍く、ほぼ安値圏で引ける形となった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値および値幅
本日の乖離値は7,100〜7,000円、値幅は500円と、前日からさらに収斂。日経225が5万円台を維持しているにもかかわらず、レバETFは方向感を欠き、エネルギーを溜め込む状態が続いている。
この乖離の安定は、短期的には安心材料である一方、次の動きが出た際の振れ幅が大きくなりやすい点には注意が必要だである。
テクニカル分析(1570)
添付チャートを見ると、価格はボリンジャーバンドの±1σ付近を中心に推移し、トレンドは明確ではない。短期移動平均線は横ばいからやや下向きで、上値の重さを示唆している。
RSIは中立圏(40〜50)で推移しており、買われ過ぎでも売られ過ぎでもない状態。MACDはマイナス圏ながら下落の勢いは鈍化しており、下げ止まりを探る局面と読み取れる。
反省
日経225のロイター予測、NF日経レバの想定レンジともにほぼ想定どおりの展開であった。狭いレンジ内での動きに終始し、無理に取りに行けばノイズに振り回される典型的な一日である。
結果的に、「動かない相場を前提にした戦略」が機能した形となり、焦らず様子を見る判断は妥当であったと振り返る。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
24日の日経平均は4日ぶり反落。終値は68円安の50,344円。米国株高を背景に上昇スタートとなったが、50,600円台で買いが一巡し、その後は緩やかに値を消した。
後場はマイナス圏で推移し、戻りを試す動きは見られず安値圏で終了。売買代金は約3兆9,200億円と年末らしい水準。業種別では非鉄金属や海運が上昇し、空運、保険、輸送用機器が下落した。
本日の注目銘柄
- 住友金属鉱山(5713):金・銀・銅価格の最高値更新を背景に新高値。
- SCREENホールディングス(7735):外資系証券の目標株価引き上げで大幅続伸。
- 東邦亜鉛(5707):銀市況高騰を材料にショート巻き戻し。
- 純プラチナ上場信託(1541):貴金属ETFへの資金流入が継続。
次回戦略
乖離値が7,000円前後まで縮小した点は、次の方向性を占う重要な材料だである。引き続き、1570は43,000円前後を軸としたレンジ想定を基本とし、出来高を伴ったブレイクが出るかを見極めたい。
上放れの場合は43,600円超え、下放れの場合は42,800円割れを一つの判断ラインとし、年末相場らしく無理をしない対応を心掛けたい。
閉めの言葉
動かない相場は退屈だである。しかし、その退屈さを受け入れられるかどうかが、次の一手を左右する。今日もまた、静かな相場から学びを拾い、次に備えていきたい。

