戦略のまとめ
前日1月7日は、日経225が史上最高値圏から明確に調整へ入った一日であり、52,000円割れが市場心理の転換点となった。これを受け、1月8日は自律反発と調整圧力が拮抗する展開を想定し、日経225の予想レンジを51,800〜52,100円と設定した。
前日の乖離値は5,800〜6,200円、値幅は約1,000円と高水準であったため、ボラティリティの高さを前提に、NF日経レバ(1570)の想定レンジは45,300〜46,800円とした。寄り付き直後の値動きには追随せず、指数の下値確認と戻りの鈍さを見極めてから対応する、慎重寄りの戦略で臨んだ。
実際の値動き

結果として、市場は想定以上に弱含む展開となった。
- 日経225:始値 51,769円/高値 51,866円/安値 51,052円/終値 51,117円(前日比 -844円)
- NF日経レバ(1570):始値 45,510円/高値 45,670円/安値 44,240円/終値 44,350円(前日比 -1,460円)
日経225は寄り付きから軟調で、高値は51,800円台にとどまり、その後は戻りらしい戻りもなく下値を試す流れが続いた。後場には売りが加速し、安値圏で引けている。
NF日経レバも朝方は45,600円台まで戻す場面があったが、前場後半から明確に下向きとなり、後場には44,240円まで下落。想定レンジを大きく下回る形で着地し、指数以上に下落の勢いが強調された。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の乖離値は約5,800円。指数の下落に伴い、乖離自体は前日からやや縮小したものの、依然として高水準を維持している。
NF日経レバの値幅は約600円と、前日の1,000円からは縮小した。しかし、方向感は明確に下向きであり、「値幅が落ち着いた=安心できる相場」ではない点が印象的だである。トレンドが下に向いた状態での値幅縮小は、戻り売りが優勢であることを示唆している。
反省
日経225、NF日経レバともにロイター予測および想定レンジを下堀りし、続落となった。52,000円を割り込んだ後の市場心理の悪化を、やや軽く見ていた点は反省材料だである。
特に、指数が51,800円を明確に割り込んだ後も下げ止まらず、戻りの乏しい展開となったことから、高値圏からの調整が「一時的な押し」ではなく、「トレンド転換を伴う調整」に近づいている可能性を意識すべき局面であった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
8日の日経平均は大幅続落し、終値は844円安の51,117円。ダウ平均やS&P500の下落を嫌気して売りが先行し、後場にかけて一段安となった。大型グロース株の弱さが指数の重しとなり、ソフトバンクグループの急落が日経平均を約283円押し下げた。
一方で、新興グロース市場には資金流入が見られ、グロース250指数は1.4%高と対照的な動き。東証プライムの売買代金は約5兆9,600億円とやや減少し、様子見姿勢の広がりも感じられる一日であった。
本日の注目銘柄
- 住友ファーマ(4506):医薬品セクターへの資金シフトを背景に7.8%高。
- キオクシアホールディングス(285A):サムスン電子の好決算を材料に大幅続伸。
- テラドローン(278A):政府のドローン国産化支援方針を受け、ストップ高買い気配。
- オキサイド(6521):防衛・量子関連として注目され、4連騰。
次回戦略
日経225は高値圏から明確に水準を切り下げ、51,000円台前半が新たな攻防ラインとなった。短期的には50,800〜51,500円ゾーンで下げ止まりを試す展開を想定したい。
NF日経レバ(1570)については、乖離値が5,500円台まで縮小するか、値幅が再び拡大するかが重要な判断材料となる。トレンドが下向きの間は安易な逆張りを避け、指数の下げ止まり確認を優先する姿勢を維持したいだである。
閉めの言葉
強かった相場ほど、調整に入ったときの下げは厳しく感じられるものだである。今回の下落は、その現実を改めて突きつけられる展開となった。値幅や乖離を冷静に見つめ、相場の流れが変わった可能性を素直に受け止めることが、次につながる一歩だと感じている。

