戦略のまとめ
前日1月8日の大幅続落を受け、1月13日は自律反発が入りやすい局面と判断していた。日経225はロイター予測を参考に51,000〜51,600円のレンジを想定し、前日の乖離値5,800円、値幅600円という条件から、NF日経レバ(1570)の想定レンジは44,800〜46,000円程度と設定した。
急反発局面での高値追いは避け、指数の戻り具合と失速ポイントを見極める慎重姿勢を基本戦略とした。あくまで「戻りの一日」という位置づけであり、調整相場の中での短期反発を冷静に捉えることを重視していた。
実際の値動き

結果として、市場は想定を大きく上回る強さを見せた。
- 日経225:始値 52,808円/高値 53,814円/安値 52,741円/終値 53,549円(前日比 +1,609円)
- NF日経レバ(1570):始値 49,060円/高値 49,080円/安値 48,450円/終値 48,610円(前日比 +2,900円)
寄り付きから800円超のギャップアップとなり、日経225は開始直後に53,000円台を突破。高値は53,800円台まで急伸し、史上最高値を更新した。その後は前場後半から後場にかけて動意が落ち着き、高値圏でのもみ合いとなった。
NF日経レバも想定レンジを大きく上回る49,000円台でスタートし、寄り天に近い形で高値を形成。安値は48,450円まで押したが、引けにかけては下げ渋り、指数の強さを反映した値動きとなった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の乖離値はおおむね4,800〜4,300円と、前日の5,800円からは明確に縮小した。指数水準が大きく切り上がったことで、相対的な過熱感はいったん和らいだ形だである。
NF日経レバの値幅は約600円(48,450円〜49,080円)と、前日の1,100円から半減した。急騰局面で一気にエネルギーを放出した後、相場が次の方向性を探る踊り場に入ったことを示唆する動きと捉えている。
反省
日経225のロイター予測、ならびにNF日経レバの想定レンジを大きく振り切る上昇となり、史上最高値を更新する強い展開となった点は反省材料だである。自律反発という方向性は正しかったものの、政治要因を背景とした需給の急変を過小評価していた。
特に、寄り付きのギャップアップ後も大きな押しが入らず、高値圏を維持した点は想定以上であった。一方で、想定外の水準を追いかけなかった姿勢自体は、調整相場におけるリスク管理としては一定の意味があったと考えている。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
13日の日経平均は大幅続伸し、終値は1,609円高の53,549円となった。高市首相が衆議院解散を検討しているとの報道を受け、寄り付きから買いが殺到。開始10分ほどで上げ幅は1,800円を超え、53,800円台まで水準を切り上げた。
後場は動意が落ち着き、狭いレンジでのもみ合いとなったが、高値圏を維持したまま取引を終了。東証プライムの売買代金は約7兆7,500億円と高水準で、輸送用機器、銀行、卸売などが上昇する一方、空運、小売などは下落した。
次回戦略
日経225は史上最高値を更新し、短期的には過熱感が意識されやすい水準だである。次の焦点は、53,000円台を維持できるか、それとも52,500円近辺までの調整が入るかである。
NF日経レバ(1570)については、乖離値の縮小と値幅の落ち着きが同時に進んだ点を重要視したい。48,000円台後半は達成感が出やすく、翌日は再び値幅が拡大するのか、それとも調整を挟むのかを見極める局面となる。寄り付き直後の値動きと出来高を丁寧に確認し、無理な追随は避けたい。
閉めの言葉
相場は、常に想定の一歩先を走る。今回の急騰は、そのことを改めて突きつけられる一日であった。乖離と値幅という数字を軸に冷静さを保ちつつ、熱狂の裏にあるリスクにも目を向けたい。読者の皆さまと同じ目線で、次の一手を考えていきたいと感じた一日である。

