前日を振り返って
1月13日の東京市場は、前日の想定を大きく超える強さを見せた一日であった。自律反発を想定していたものの、日経225は寄り付きから大きくギャップアップし、終値では53,549円と史上最高値を更新した。
前日の乖離値は5,800円から4,800〜4,300円へと急速に縮小し、指数水準の切り上がりによって過熱感は一時的に緩和された。一方、NF日経レバ(1570)は49,000円台で寄り付いた後、寄り天気味に失速し、48,610円で取引を終えた。値幅は約600円と前日から半減しており、急騰後のエネルギー調整局面に入ったことを示している。
方向性の判断自体は誤っていなかったものの、政治要因を背景とした需給の強さを過小評価していた点は反省点である。ただし、想定外の水準を追いかけなかった姿勢は、調整相場下でのリスク管理として一定の意味があったと捉えている。
寄り前情報

米国市場はNYダウ、NASDAQ、S&P500ともに下落して引けた。金融株を中心に利益確定売りが優勢となり、指数全体としてはやや調整色が強かった。ただし下落幅は限定的であり、リスクオフ一色という印象ではない。
一方、為替はドル/円が159円台前半まで円安が進行しており、輸出関連株にとっては引き続き強い追い風となっている。VIX指数は上昇しているものの、依然として水準自体は落ち着いており、市場心理は不安定ながらも崩れてはいない。
ロイター予測では、日経平均は5万3,500円〜5万4,000円のレンジが示されている。米株安という逆風はあるものの、「高市トレード」継続への期待と円安を背景に、日本株は底堅い展開が想定されている。ただし、節目の5万4,000円近辺では利益確定売りが出やすい点には注意が必要だである。
本日の戦略
本日の日経225は、前日の急騰の余韻を残しつつも、上値の重さが意識されやすい局面だである。想定レンジはロイター予測通り53,500円〜54,000円とし、特に54,000円手前では達成感が出やすいと見ている。
前日の乖離値は4,800〜4,300円、値幅は600円まで低下している。これを踏まえると、NF日経レバ(1570)は指数ほどの勢いは出にくく、上下に振れながらの神経質な値動きになりやすい。想定レンジは48,200円〜49,400円程度と設定したい。
戦略としては、寄り付きの方向感を最重視したい。ギャップアップで始まった場合は高値追いを避け、前場の押し目や出来高の変化を確認する局面だである。一方、米株安を理由に売り先行となった場合でも、53,500円近辺で日経平均が踏みとどまるようであれば、過度な弱気は禁物である。
昨日と同様、乖離と値幅を軸に冷静に相場を見ることが重要だである。値幅が再び拡大する兆しが出るのか、それとも600円前後に収まるのかによって、短期のスタンスを柔軟に切り替えたい。
閉めの言葉
急騰の翌日は、強気と慎重さが交錯する難しい一日になりやすい。昨日の熱気に引きずられすぎず、かといって恐れすぎることもなく、数字と値動きに素直に向き合いたい。同じ相場を見つめる読者の皆さまと、この一日を丁寧に追っていきたいと感じている。

