前日を振り返って
1月14日の東京市場は、前日までの急騰を受けて上値の重さが意識されると想定していたが、結果としては想定を上回る強さを示した一日であった。日経225は始値53,827円から堅調に推移し、高値54,487円、終値54,341円と3日続伸で史上最高値圏を更新した。
NF日経レバ(1570)も同様に、寄り付き49,280円から買いが優勢となり、高値50,330円まで上昇。終値は50,110円と心理的節目の50,000円台を回復した。前日の乖離値は4,100〜4,700円とやや拡大し、値幅も700円へと再び広がったことで、相場の熱量が一段階上がった印象だである。
一方で、想定レンジを連日で上回る展開となった点は反省材料であり、需給の強さと政治要因の影響をより重く見る必要性を感じさせられた。
寄り前情報

米国市場は、NYダウが小幅安、NASDAQとS&P500が比較的大きく下落して引けている。特にNASDAQは1%の下落となり、ハイテク株には調整圧力がかかった。一方、VIX指数は16台後半まで上昇しており、投資家心理はやや慎重寄りに傾きつつある。
為替はドル/円が158円台後半と高水準を維持しており、日本株にとっては引き続き下支え要因だである。日経225先物(期近)は54,060円と前日終値比で下落しており、寄り付きは売り先行となる可能性が高い。
ロイター予測では、前日までの急騰を受けて利益確定売りが先行する見通しとされており、日経平均の予想レンジは53,800円〜54,500円とされている。衆院解散を巡る思惑は継続しており、下値では押し目買いが入りやすいとの見方も多い。
本日の戦略
本日の日経225は、短期的な過熱感を意識しつつも、下値の堅さを試す局面だである。ロイター予測を踏まえ、想定レンジは53,800円〜54,500円とする。54,500円近辺では戻り売りや利益確定が出やすい一方、53,800円付近では押し目買いが意識されやすい水準と見ている。
前日の乖離値は4,100〜4,700円、値幅は700円まで拡大しており、NF日経レバ(1570)は再び振れの大きい一日になりやすい。これを踏まえた想定レンジは49,300円〜50,700円程度と設定したい。
戦略としては、寄り付きの売りの強さをまず確認する局面だである。売り先行で始まった場合でも、日経225が53,800円近辺で下げ渋るようであれば、過度な弱気は禁物だ。一方、寄り付きから再び買いが優勢となる場合は、50,700円前後での失速や出来高の変化を見極めたい。
乖離値と値幅の拡大は、チャンスとリスクが同時に膨らんでいるサインでもある。追随する場面と、一歩引く場面を意識的に切り分け、冷静な判断を心がけたい一日だである。
閉めの言葉
連日の高値更新は心を躍らせる一方で、足元の不安も静かに積み重なっていく。強さを疑いすぎず、しかし信じすぎない。そのバランスを保ちながら、今日という一日を丁寧に見届けていきたい。相場と向き合う感覚を、読者の皆さまと共有できれば幸いだである。

