戦略のまとめ
前日までの急騰を受け、本日は短期的な過熱感を意識しつつ、下値の堅さを確認する一日と位置づけていた。日経225の想定レンジは53,800円〜54,500円とし、利益確定売りが先行しやすい一方で、政治要因や円安を背景に下値では押し目買いが入るとの見方を基本シナリオとした。
NF日経レバ(1570)については、前日の乖離値拡大(4,100〜4,700円)と値幅700円を踏まえ、49,300円〜50,700円を想定レンジに設定。寄り付きの方向感と出来高を重視し、下げ渋りを確認できるかどうかを判断材料とする戦略で臨んだ。
実際の値動き

結果として、市場は調整色の強い一日となった。
日経225
始値:54,039円
高値:54,153円
安値:53,709円
終値:54,110円(前日比 -230円)
NF日経レバ(1570)
始値:49,360円
高値:49,720円
安値:48,910円
終値:49,650円(前日比 -460円)
日経225は寄り付きから売りが先行し、一時は53,700円台まで下落。54000円割れを試す場面も見られたが、後場にかけて下げ渋り、終値では54,000円台を回復した。NF日経レバも同様に、朝方に48,910円まで下押しした後、引けにかけて切り返す展開となった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の乖離値は4,400〜4,800円と、前日からやや拡大した状態を維持した。指数の調整に対して、レバレッジETFの下落幅が相対的に大きくなりやすい局面であったことを示している。
NF日経レバの値幅は約800円(48,910円〜49,720円)と、前日の700円からさらに拡大した。方向感は定まりにくいものの、短期資金の出入りが激しく、ボラティリティの高い相場環境が続いている点は翌日以降の重要な判断材料だである。
反省
日経225のロイター予測およびNF日経レバの想定レンジは、結果的に下振れとなり、上値は伸び切らなかった。高値圏での調整局面入りをもう一段強く意識すべきであった点は反省材料だである。
特に、米ハイテク株安の影響と円安一服による心理的な変化が、寄り付きからの売り圧力として表れた。強気継続一辺倒ではなく、「一服」を前提にした柔軟なシナリオ設定の重要性を改めて感じさせられた一日であった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
15日の日経平均は4日ぶりに反落し、終値は230円安の54,110円となった。米国株安と円安一服を受け、寄り付きは300円超安でスタート。一時は600円超下落する場面もあったが、53,700円台で下げ止まり、後場には下げ幅を縮小した。
終盤にはTSMCの好決算を受けて半導体株に押し目買いが入り、指数も持ち直した。TOPIXは上昇し、グロース250指数は3%超の上昇と、新興市場の強さが目立った。東証プライムの売買代金は約6兆9,600億円と高水準を維持している。
本日の注目銘柄
本日はセクター間の明暗が鮮明となった。米ハイテク株安を受け、アドバンテストや東京エレクトロンなど半導体関連は軟調。一方で、任天堂をはじめとするゲーム・IP関連には見直し買いが入り、資金の逃避先として存在感を示した。
また、レアアース関連株は引き続き物色が活発で、東洋エンジニアリングや第一稀元素化学工業などが強い値動きを見せている。テーマ性のある中小型株に短期資金が集中する流れは、当面続きそうだである。
次回戦略
日経225は54,000円台を維持できたものの、上値の重さも同時に確認された。翌日は53,700円〜54,300円を中心としたレンジ相場を想定し、下値での押し目買いと戻り売りの攻防に注目したい。
NF日経レバ(1570)は、乖離値が高水準にあることから、引き続き値幅拡大に注意が必要だである。49,000円近辺での下げ止まりを確認できるか、あるいは再度50,000円台回復を試す動きが出るか、寄り付き後の初動と出来高を最優先で見極めたい。
閉めの言葉
強い相場の中での下落は、弱気材料にも映るが、見方を変えれば健全な調整でもある。上がり続ける相場は存在しない。だからこそ、一日の値動きを丁寧に振り返り、次にどう備えるかが大切だである。この感覚を、読者の皆さまと共有しながら、また次の一日を迎えたい。

