前日を振り返って
前日の東京市場は、想定を大きく超えるリスクオンの一日であった。
日経225は53,688円まで上昇し、NF日経レバ(1570)も48,740円で引けるなど、指数・レバともに強い買いが継続した。
本来は「乖離縮小局面での戻り」を想定していたが、実際には米国株の強さを背景に、警戒感を押し切る形で上値を試す展開となった。
乖離は一気に4,200〜4,800円まで縮小し、レバレッジETFとしての連動性は明確に改善している。
一方で、値幅は約1,100円と大きく、短期的には過熱感も無視できない水準に達した。
前日の反省点は「慎重さが行き過ぎ、相場の強さを受け止めきれなかった」点に尽きる。
寄り前情報

画像データから確認できる前夜の米国市場は、主要指数がそろって上昇した。
- NYダウ:49,508ドル台(続伸)
- NASDAQ:23,480ポイント台(ハイテク主導で堅調)
- S&P500:6,928ポイント台
- VIX指数:15台まで低下
米国市場では銀行株・半導体株を中心に買いが入り、リスク選好ムードは維持されている。
VIX指数の低下は、短期的な警戒感が後退していることを示しており、東京市場にとっては押し目を支える要因となりやすい。
一方、ロイター予測では日経平均は54,000円前後でのもみ合いが想定されている。
短期的な過熱感やハイテク株の割高感が意識され、上値追いには慎重姿勢が強まる見通しである。
- 日経平均予想レンジ:53,700円〜54,200円
本日の戦略
日経225の見通し
前日の終値53,688円は、すでにロイター想定レンジ下限に近い水準である。
本日は寄り付き後に54,000円トライの動きが出る可能性はあるが、達成後は利益確定売りが出やすく、上値は限定的になりやすい。
想定される日中レンジは以下とする。
- 日経225想定レンジ:53,700円〜54,200円
- 値幅:最大でも500〜700円程度
前日のような一方向の急騰は想定せず、「高値圏での往復運動」を基本シナリオとしたい。
NF日経レバ(1570)の想定レンジ
前日の乖離値(4,200〜4,800円)と日経平均の想定レンジを踏まえると、NF日経レバの中心レンジは以下となる。
- NF日経レバ想定レンジ:48,900円〜50,200円
前日の高値49,190円を基準に考えると、50,000円前後は心理的節目となる。
寄り付きから一気に50,000円台に乗せる展開では、飛び付きは避け、押し戻される場面を待ちたい。
戦略ポイント
- 寄り付き直後の上昇は追わない
- 49,000円前後への押しがあれば、指数の下げ止まりを確認して検討
- 50,200円超は短期的な過熱ゾーンと判断し、利確優先
乖離が再拡大せず、指数と素直に連動するかどうかを最優先で見極める一日となる。
閉めの言葉
相場は一度流れが変わると、こちらの警戒心を置き去りにして進んでいく。
前日の急騰は「慎重であること」と「強さを認めること」のバランスの難しさを改めて突きつけた。
今日は無理に取りに行く日ではなく、強さの裏に潜む歪みを冷静に測る日である。
焦らず、欲張らず、次に備える。その姿勢こそが、この高値圏相場と向き合う最適解だと考えている。

