前日を振り返って
前週末の東京市場で日経平均は53,322円と小幅安で取引を終えた。指数自体は0.1%安にとどまったものの、場中では53,000円割れを試す場面もあり、依然として神経質な値動きが続いている。
NF日経レバ(1570)は始値47,990円から安値47,410円まで下落する局面があったが、後場にかけては下値を切り上げ、48,000円台を回復して引けた。乖離値は5,000円超と高水準を維持しており、指数の小動き以上にレバETFが振れやすい地合いであることを再確認する一日であった。
寄り前情報

ロイターによれば、本日の日経平均は底堅い展開が予想されている。次期FRB議長にケビン・ウォーシュ元理事が指名されたことでドル/円は円安方向に振れ、足元では155円台前半まで進行している。これを受け、自動車を中心とした輸出関連株には買いが入りやすい環境である。
一方、前週末の米国市場ではNYダウ、NASDAQ、S&P500がそろって下落。特にSOX指数は3%超の下落となっており、東京市場でも半導体株が上値を抑える要因となりそうだ。日経平均VI指数は34.74と上昇しており、警戒感はむしろ高まっている。
日経平均の想定レンジは53,100円〜53,600円。円安という支えと、米ハイテク株安という重しが拮抗し、結果として横ばい圏での推移が基本シナリオとなる。
本日の戦略
日経平均の予想レンジ(53,100円〜53,600円)と、前日の乖離値(5,000円〜5,500円)、想定値幅(約1,100円)を踏まえると、NF日経レバ(1570)の想定レンジは以下を軸に考えたい。
- 下値目安:47,300円〜47,600円
- 上値目安:48,800円〜49,200円
円安を背景に寄り付きは比較的堅調に始まる可能性があるが、米半導体株安を受けて高値追いは続きにくいと見る。48,800円超では一段の上値余地は限定的であり、無理な追随は避けたい局面である。
一方、47,500円前後は前週末に意識された水準であり、このゾーンで下げ止まりの兆しが見られれば、短期的な押し目対応は有効と考える。ただしVI指数が高水準である以上、逆行した場合の値動きも速いため、ポジションは軽めを基本としたい。
閉めの言葉
指数は底堅く見えても、その裏では不安材料が静かに積み重なっている。円安という追い風に過度な期待を寄せず、荒れやすい値動きを前提に淡々と向き合うことが、今の相場では何より重要だと感じる。今日もまた、想定を置き、振り返ることで次につなげたい一日である。

