戦略のまとめ
前日(2月4日)の戦略は、「指数は底堅いが、レバは重い」という温度差を前提に、
乖離と値幅を使った短期回転を主眼としたものであった。
- 日経225想定レンジ:54,200円〜54,700円
- NF日経レバ(1570)想定レンジ:49,600円〜50,400円
- 高値追いは避け、押し目待ち
- 乖離再拡大ゾーンでは深追いしない
方向性を当てにいくのではなく、過熱調整局面における「戻りと押し」の精度が問われる一日という認識で臨んだ。
実際の値動き

日経225
- 始値:54,289円
- 高値:54,459円
- 安値:53,653円
- 終値:53,818円(前日比 -475円)
NF日経レバ(1570)
- 始値:49,750円
- 高値:50,080円
- 安値:48,610円
- 終値:49,010円(前日比 -820円)
寄り付き直後こそ想定通りのレンジ上限近辺まで上昇したものの、その後は売りが優勢となり、日経225は想定レンジを下抜け。NF日経レバも高値50,080円を天井に急落し、後場には48,610円まで売り込まれる展開となった。
結果として、「レンジ内回転」を想定していた戦略に対し、下方向へのエネルギーが想定以上に強かった一日である。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
- 本日の乖離値:4,400〜5,000円
- 本日の値幅:約1,300円
指数の下落以上にNF日経レバが売られ、乖離は一時的に5,000円近くまで拡大した。
これは「高値圏での調整」が、指数よりもレバレッジ商品に集中したことを示している。
翌日以降を見るうえで、この乖離水準が維持されるのか、それとも縮小に向かうのかは、極めて重要な判断材料となる。
反省
日経225のロイター予測、ならびにNF日経レバの想定レンジを下に押す展開となった点は率直に反省すべきである。
特に、寄り付き直後の高値圏(50,000円台)では、ショート目線を明確に持てていれば大きなリターンを狙えた局面であった。
「底堅い」という前提が、下方向へのスピードを軽視させた側面は否めない。
高値圏では、押し目待ちだけでなく、戻り売りという選択肢も同時に持つ必要性を改めて認識させられた。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
5日の日経平均は続落し、終値は475円安の53,818円。
米国株がまちまちだったことを受け、序盤は方向感のない展開となったが、半導体株やソフトバンクグループの下落をきっかけに下方向へ加速。後場には非鉄金属株にも売りが広がり、一時は600円超の下落となった。
東証プライムの売買代金は8兆6,800億円と高水準を維持。
値上がり銘柄数は多かったものの、指数寄与度の大きい銘柄が売られたことで、体感以上に指数は弱い一日となった。
本日の注目銘柄
- 三菱商事(8058)
最終益は前年同期比減益ながら、市場予想を上回り急伸。指数下落局面でも評価された点は印象的である。 - ソニーグループ(6758)
通期業績予想の上方修正と自社株買い拡大が好感され、エンタメ関連の底堅さを示した。 - ローム(6963)
日経225構成銘柄の中で値下がり率トップ。半導体株全体の重さを象徴する存在となった。
次回戦略
乖離値が5,000円近辺まで拡大したことで、短期的にはレバ主導の売りは一巡しつつある可能性がある。
一方で、指数が再び54,000円を明確に回復できなければ、戻りは限定的となりやすい。
次回は以下を意識したい。
- 乖離縮小局面では無理に逆張りしない
- 49,000円割れでは投げの有無を確認
- 戻り局面では「高値更新を前提にしない」
トレンド継続か、調整入りか、その分岐点に差し掛かっている。
閉めの言葉
高値圏の相場は、想定以上に脆い。
指数の底堅さに目を奪われると、レバレッジ商品の下落スピードに置いていかれる。
今回の値動きは、その現実を改めて突きつける一日であった。
迷いながらも数字と向き合い、次の一手を考える。その過程こそが、相場に向き合う意味なのだと感じている。
同じ相場を見つめる読者と、この感覚を共有できれば幸いである。

