戦略のまとめ
本日は「トレンド発生日ではなく、トレンド選択日」と位置付けた。
想定レンジは以下の通りである。
■日経平均想定レンジ
58,300円 〜 58,900円
■1570想定レンジ
57,500円 〜 58,800円
重要視したのは、
・58,900円突破の可否
・58,300円の下値耐久
・1570の57,700円支持帯
戦略は「ブレイク追随」。逆張りは避け、方向確定後にエントリーする構えであった。
実際の値動き

■日経225
始値 58,606円
高値 58,924円
安値 58,130円
終値 58,850円(前日比 +96円)
■NF日経レバ(1570)
始値 57,380円
高値 58,430円
安値 56,860円
終値 58,200円(前日比 +90円)
寄り付き直後は半導体株の下落を受けて急落。日経平均は一時600円超安まで売られた。しかし58,100円台で下げ止まり、前場中盤からは押し目買い優勢へ転換。後場にはプラス圏へ浮上し、高値58,924円まで上昇した。
1570も安値56,860円から急反発し、高値58,430円まで1,570円幅を駆け上がった。
結果として、想定レンジ内での推移ではあったが、高値は想定上限に届かず「上値の重さ」が明確であった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
■本日の乖離値
500円〜1,300円
■本日の値幅
1,600円
前日(乖離100〜800円・値幅1,500円)と比較すると、乖離は拡大、値幅も微増。
これは「収縮から再拡大への初動」を示唆する動きである。ただし、終値ベースでは高値を維持できず、上昇エネルギーは限定的であった。
依然として地固めの範囲内とも解釈できる。
反省
ロイター予測レンジ、1570想定レンジともに概ね的中ではあったが、「上値伸長の弱さ」を十分に想定し切れていなかった。
結果は4日続伸、史上最高値更新。しかし内容は、
・半導体主導の下落
・循環物色による指数押し上げ
・59,000円手前での失速
強いようで強くない相場である。
昨日同様、トレンド発生ではなく「地固め」と見るのが妥当である。
<h2>東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)</h2>
日経平均は96円高の58,850円と4日続伸し史上最高値を更新。TOPIXも3,900ポイント台に乗せ約2週間ぶりに高値更新となった。
ただし中身は二極化。
・AI半導体関連は軟調
・石油・鉱業・建設など景気敏感株が大幅高
・グロース250指数は+3.8%と強烈な反発
売買代金は約9.9兆円。買い優勢金額1.32兆円に対し、売り優勢1.19兆円と、需給はやや買い優勢。
指数は強いが、主役は入れ替わっている。
<h2>本日の注目銘柄</h2>
半導体株が軒並み下落する中で、
・信越化学工業(4063)が逆行高で7日続伸
・住友金属鉱山(5713)が値上がり率トップ(+11.28%)
・東邦チタニウム(5727)が連日のストップ高
一方、
・アドバンテスト(6857)は値下がり率上位
資金は明確に循環している。指数だけを見ていては本質を見誤る局面である。
次回戦略
本日の終値58,850円は心理的節目59,000円目前である。
明日の焦点は三点。
①59,000円突破の持続性
②58,300円の再確認有無
③1570の57,700円支持帯維持
本日の乖離拡大(最大1,300円)はエネルギー蓄積を示唆するが、終値の伸び悩みは警戒材料でもある。
地固め完了後の上放れか、二段調整入りか。
再び「選択日」に近い局面である。
戦略は継続してブレイク追随。
高値掴みを避け、方向が出た後に乗る。
閉めの言葉
史上最高値更新。
だが、熱狂はない。
上がっているが、走ってはいない。
押しているが、崩れてはいない。
地面は固まりつつある。
だが、まだ跳ねてはいない。
焦らず、構える。
動く瞬間は、必ずやってくるのである。

