2026年3月2日 NF日経レバ(1570)の結果と反省

戦略のまとめ

本日は外部環境が明確なリスクオフであった。

米国市場の大幅安、中東情勢の緊迫化、VIX上昇。これらを受け、日経平均の予想レンジを57,000円〜58,000円、NF日経レバ(1570)の想定レンジを55,800円〜57,800円と設定した。

主軸は「拡張後の揺り戻し」。

寄り付きはギャップダウン、売り一巡後の自律反発を想定。57,000円の攻防を分岐点とし、下値定着なら戻り売り、下げ止まり確認なら短期リバウンド狙いとした。

値幅拡大(最大1,800円規模)を警戒し、ボラティリティ管理を最重視する戦略であった。

実際の値動き

Screenshot

■日経225

始値 57,976円

高値 58,365円

安値 57,285円

終値 58,057円(-793円)

■NF日経レバ(1570)

始値 55,980円

高値 57,310円

安値 55,130円

終値 56,580円(-1,620円)

寄り付き直後に急落し、日経平均は一時57,200円台まで売り込まれた。その後鋭角的に戻し58,300円台まで反発する場面もあったが、戻り売りに押され最終的には58,000円近辺で引けた。

1570も同様に、55,130円まで下値を拡張。その後57,310円まで切り返したものの、高値は想定レンジ上限を明確に突破できず、終値は56,580円にとどまった。

本日は明確に「下へ値幅を伸ばした日」であった。

テクニカル面では、

・移動平均線は短期線が横ばいから下向きへ傾斜

・ボリンジャーバンドは拡張

・MACDはデッドクロス方向へ収束

・RSIは急低下後にやや戻す動き

ボラティリティ主導の相場であったことがチャートからも読み取れる。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

■本日の乖離値

1,000円〜1,200円

■本日の値幅

2,200円

前日の値幅1,600円からさらに拡大し、2,200円へ増幅。

乖離は高水準を維持しながら、値幅は下方向へ拡張した。

これは重要な示唆である。

エネルギーは上放れではなく、下方向へ一度解放された。

つまり、「高値圏の地固め」は継続中であるが、内部エネルギーはまだ不安定ということだ。

翌日の判断材料として、

・値幅拡大後の収縮が起こるか

・乖離縮小に向かうか

この2点を重視する必要がある。

反省

日経平均はロイター予測レンジ(57,000円〜58,000円)を上回る時間帯があった。

しかし1570は想定レンジ上限57,800円に届かず、高値は57,310円止まり。

一方で下値は55,130円まで拡張し、想定より深い押しとなった。

値幅は「下に伸びた」。

リバウンドはあったが、持続力に欠けた。

戻り売り圧力の強さを甘く見ていた点が反省である。

高値圏での地合いは、強いのではなく「脆さを内包した強さ」である。

外部ショックに対する耐性はまだ十分ではない。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

3月2日の日経平均は5日ぶり大幅反落、793円安の58,057円。

米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、中東の地政学リスクが急浮上。寄り付きから800円超安、9時台には1,500円超安まで下落した。

しかし、その後は急速に切り返し、58,300円台まで回復。

終値は58,000円を維持した。

売買代金は8兆6,300億円と高水準。

買い優勢1.28兆円に対し売り優勢1.45兆円と、やや売りが上回った。

金融株が弱く、銀行株は全面安。

一方で原油高を背景にINPEX、ENEOSなど石油関連が堅調。

電線株(フジクラ、住友電工、古河電工)はAIインフラ需要期待から強い動き。

資金は「防衛的セクター」へ移動した一日であった。

本日の注目銘柄

・石油関連株(原油高)

・住友金属鉱山(金価格急伸)

・電線株(AIインフラ需要)

・メガバンク(欧米金融株安の影響)

指数は大幅安であったが、個別は明確に物色が分かれた。

全面リスクオフではなく、「選別相場」である。

次回の戦略

本日の焦点は58,000円を守ったことである。

急落後に58,000円を回復し維持した事実は軽視できない。

ただし値幅2,200円はエネルギーがまだ不安定である証拠である。

明日のポイントは三点。

①58,000円の攻防継続か

②値幅縮小(1,200円以下)への移行か

③出来高減少による落ち着きの兆候

想定レンジは、

日経平均:57,500円〜58,500円

1570:55,800円〜57,200円

リバウンド継続には出来高とセクター拡散が必要。

戻り売り優勢なら再度57,000円試しも視野。

「急落翌日の値動きは本音が出る」。

短期はボラティリティ縮小待ち。

無理な追撃は避け、反発の質を見極めたい。

閉めの言葉

熱狂なき最高値のあとに来た試練。

市場はやはり揺れた。

しかし、崩れ切ってはいない。

値幅は拡大し、乖離は残り、恐怖は一瞬走った。

だが58,000円は守られた。

地固めは続いているのか。

それとも次の波の前兆か。

焦らず、深追いせず。

相場は常に対話である。

今日もまた、学びの一日であった。

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