戦略のまとめ
本日は日経平均55,000円〜56,000円を想定レンジとし、NF日経レバ(1570)は51,500円〜53,500円を想定した。焦点は55,000円の攻防、そして「値幅縮小」が起こるかどうかであった。
戦略は三段構え。
52,000円付近での下げ止まり確認後の短期反発狙い、もしくは52,000円割れからの戻り売り優勢確認。基本姿勢は「崩れ方を観察する日」であった。
しかし結果は、想定をさらに上回る下落加速であった。
実際の値動き

■日経225
始値 55,470円
高値 55,701円
安値 53,618円
終値 54,245円(前日比-2,053円)
■NF日経レバ(1570)
始値 50,555円
高値 52,110円
安値 48,190円
終値 49,290円(前日比-3,900円)
日経平均は寄り付きから800円超安でスタートし、55,000円をあっさり割り込んだ。前場中に54,000円接近、後場には53,600円台まで下落。戻りは限定的であった。
1570は想定レンジ上限52,110円を一時つけたが、その後急落。安値48,190円まで売り込まれ、終値49,290円。想定下限51,500円を大きく下抜けた。
値動きは完全なリスクオフ主導である。
【テクニカル分析】
・移動平均線:短期・中期ともに明確な下降トレンド継続
・ボリンジャーバンド:下限バンドウォーク状態
・出来高:増加傾向(商い活発)
・MACD:マイナス圏で拡大、下落モメンタム継続
RSIも低水準に張り付いており、売られ過ぎではあるが反転シグナルは未確認である。テクニカルは依然として弱い。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
■本日の乖離値
3,600円〜5,500円
■本日の値幅
4,000円
前日の値幅3,600円をさらに上回る4,000円。乖離も最大5,500円まで拡大。これは需給崩壊型のパニック水準である。
翌日の判断材料は以下である。
・値幅が3,000円未満へ縮小するか
・安値更新が止まるか
・出来高が減少するか
この三点が確認できなければ、底打ちとは言えない。
反省
日経225ロイター予測、1570想定レンジともに再び大きく外れた。
「歴史的大暴落」と言わざるを得ない展開である。
イランショックの長期化懸念、原油高、半導体株安。
外部環境の悪化が連鎖的に売りを誘発している。
最大の反省は、値幅縮小を前提にした点である。トレンドが加速している局面では、縮小を期待するより「拡大継続」を第一シナリオに置くべきであった。
<h2>東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)</h2>
日経平均は3日続落、終値54,245円。売買代金は10兆5,700億円と膨張。全33業種が下落という全面安であった。
石油・石炭、非鉄金属、卸売が厳しい下げ。
半面、ニデック(6594)は悪材料出尽くし期待で急伸。
原油価格上昇を受け、NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信(1699)やWTI原油価格連動型上場投信(1671)が上昇。
非鉄金属ではJX金属(5016)が急落。
値下がり率トップは協和キリン(4151)。
全面安の中でも個別材料株と資源関連には資金流入が見られた。
<h2>本日の注目銘柄</h2>
・ニデック(悪材料出尽くしで急反発)
・原油ETF(中東情勢緊迫化)
・JX金属(非鉄急落)
・ベイカレント(値上がり率上位)
恐怖相場でも資金はテーマへ向かう。だが指数は崩れたままである。
次回戦略
本日の値幅4,000円、乖離最大5,500円は異常値である。
急落相場の特徴は、「底だと思う水準を簡単に割る」ことである。
明日の焦点は53,500円近辺の日経平均、そして1570の48,000円台維持である。
想定レンジは、
日経平均:53,000円〜55,000円
1570:47,500円〜50,500円
まずは値幅縮小確認が絶対条件。
逆張りは下ヒゲ形成と出来高減少確認後。
基本は戻り売り優勢の流れ継続を前提とする。
トレンドが止まる兆候が出るまでは、防御優先である。
閉めの言葉
値幅4,000円、乖離5,500円。
恐怖はまだ市場を支配している。
だが、拡大は永遠には続かない。
重要なのは「縮小の兆し」を見逃さないことである。
焦らず、怯えず、過信せず。
荒れ相場だからこそ、冷静な観察が未来を守る。
明日もまた、相場と真剣に向き合っていこう。

