前日を振り返って:マイクロン決算が火をつけた猛烈な踏み上げ!日経平均は史上最高値更新の青天井へ
前営業日である6月25日の相場は、我々の「戻り売り警戒」という慎重な姿勢をあざ笑うかのように、寄り付きから怒涛の買い上げが継続し、日経平均が史上最高値を更新する歴史的な大暴騰の1日となった。
日経225は、米マイクロン・テクノロジーの時間外での株価急騰を好感し、寄り付きから900円を超えるギャップアップでスタート。7万円の節目を上回るとAI・半導体関連株に強烈な買い戻しが入り、後場には売り手不在の様相を呈した。終盤には一時3,400円超も上昇し、終値は3,191円高の72,366円と、圧倒的な強さを見せつけて引けた。
NF日経レバ(1570)も、始値81,670円からロケットスタートを切り、押し目らしい押し目を作ることなく一方通行で上値を買い進まれた。終値は前日比+7,110円という規格外の暴騰で84,770円にて取引を終えている。
本日の戦略を構築する上で、昨日叩き出された2つのデータは、相場が完全に「制御不能な熱狂」のフェーズにあることを示している。
第一に、前日の値幅(4,400円)である。連日で数千円規模の極端なボラティリティが常態化しており、資金管理を少しでも誤れば一瞬で致命傷を負う環境が継続している。
第二に、最大のサプライズとなった前日の乖離値(-12,700〜-10,800円)の再拡大である。前日に縮小傾向を見せていた乖離が、たった1日でマイナス1万2千円台へと逆戻りした。これは、新規の空売り勢が完全に捕まり、血みどろのショートスクイーズ(踏み上げ)の燃料として再装填されたことを意味しており、今日も強烈な下値サポートとして機能する。
寄り前情報:ナスダック続落もSOX指数は3%超高。日経先物は下落スタートを示唆

本日の相場環境は、前日の米国市場で大型ハイテク株が売られた流れを受け、ひとまず利益確定の売りが先行するスタートが想定される。
添付の「image_20.png」が示す昨晩の海外市場データを確認すると、NYダウは51,920.62(+71.72 / +0.14%)と小幅に上昇したものの、NASDAQは25,358.60(-118.03 / -0.46%)と続落した。しかし、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%超高と急伸しており、日本株におけるウエイトが大きい半導体製造装置関連銘柄の下値を力強く支える材料となっている。
日経225先物(期近)は71,250円(-1,320 / -1.82%)と、昨日の歴史的暴騰の反動から大きく下窓を開けてのスタートを示唆している。また、USD/JPYは161.773円と161円台後半で高止まりしており、政府・日銀による為替介入への警戒感が相場の重しとしてくすぶっている点にも注意が必要だ。
ロイターの予測においても、本日の日経平均株価は「売り先行」でのスタートが見込まれている。しかし、SOX指数の上昇を背景に下値では押し目買いが入りやすく、小幅にプラスへ転じる可能性も指摘されている。予想レンジは71,300円─72,400円と、底堅さを保ちながらの揉み合いが想定される。
本日の戦略:先物主導のギャップダウンを狙い撃つ、極大乖離を背当てにした押し目買い
米ナスダック安による先物の下落、半導体株の底堅さ、そして再拡大した1万2千円超の極大マイナス乖離を総合的に判断し、本日のNF日経レバ(1570)の想定レンジは以下のように設定する。
想定レンジ:81,500円 〜 85,000円
基本戦略:「朝方の下落を冷静に拾い、介入リスクを警戒した機動的な利益確定」
本日は、日経先物の下落にサヤ寄せする形でのギャップダウンスタートが濃厚である。しかし、この下落は「トレンドの崩壊」ではなく、絶好の「押し目買いの好機」と捉えるべきだ。
- 81,500円〜82,500円の下値圏(寄り付きの売り一巡を待つ打診買い):
朝方は昨日の急騰に対する利益確定売りが先行する。しかし、再拡大した「-12,700〜-10,800円」の乖離値が示す通り、売り方は依然として膨大な含み損を抱えたまま逃げ切れていない。株価が下押しした局面は、彼らの安堵の買い戻しによって即座に強烈なサポートを受ける。寄り付き直後の乱高下が落ち着き、半導体関連への押し目買いが確認できたタイミングで、冷静に下値を拾っていく。 - 83,500円〜85,000円の上値圏(自律反発での徹底した利確と介入警戒):
SOX指数高を追い風に日経平均が切り返し、予想レンジ上限(72,400円付近)へ向かう局面では、NF日経レバも再び84,000円台を回復してくるだろう。しかし、為替が161円台後半にある中、突発的な為替介入による5円規模の円高進行リスクは常に警戒しなければならない。含み益が出た段階で決して深追いはせず、レンジ上限手前でサクッと利益を確定させ、常に身軽な状態を保つことが本日の防衛線となる。
閉めの言葉
上がると思えば下がり、下がると思えば一気に戻る。昨日の史上最高値更新という狂乱の宴から一夜明け、今日は米国ハイテク安を受けた売り先行のスタートと、相場は休むことなく我々を揺さぶり続けている。
値幅4,400円という暴力的なボラティリティの中で、昨日大勝した気の緩みや、逆に乗り遅れた焦りから無謀なエントリーをしてしまえば、相場の波に一瞬で飲み込まれてしまう。乖離値が再び1万2千円を超えたという事実は、相場の底流にまだ恐ろしいほどのエネルギーが渦巻いていることの証拠だ。
一喜一憂する必要はない。朝方の下落は、昨日買えなかった投資家にとっての「恵みの雨」になり得る。為替介入の足音に耳を澄ませながらも、異常乖離という確かなデータと自らの資金管理ルールを信じ、今日もブレない心で相場という荒波に向き合っていこう。気合を入れて、生き残れ!

